鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

過去を引き摺り、現在に至る・・・。

2012-06-04 22:54:58 | Weblog
夏日。穏やかな一日。


身体が何処も異常がないというのに、食欲がなくて、何を食べても、味がしない。
或ることが、引き金になって、そんな状態に陥ってしまったのが、今から、3年前の夏だった。

日常を支える仕事も、不安定で、そのときやっていた仕事(・・・コレは、現在もやっている)も、いづれ、別のスタッフに変わってもらう予定だから・・・みたいな半分引導を渡された形だった。
その時期、社員は、生産調整のための臨時休業・・・休業中の給料は9割保証、私は、派遣にも関わらず、出勤命令が出て、生産ラインの動かない日の休業日は、6割しか保証されなかった。

(解雇する予定だと言っておきながら)先に解雇した派遣社員の分まで、仕事を振られ、残業代も貰えず(解雇前提に働いていたから、どうせ何を言っても仕方がないだろうという諦観や、出来るだけ長く、せめて、不況が一段落するまではと思い、強い事も言い出せず)、かといって、代わりの就職先は、ないに等しい状態だった(リーマン・ショックで、ハローワークは、失業手当の申請だけで、3時間待ちという状況だった聞く)。
・・・どんなに、待遇が悪くても、仕事があるだけマシだと思って、耐え抜いた。
私的にも、どうしても納得できないことが、次から、次から、起こって、何も考えられなくなった。

そんな状態で、身体に異常がないにも関わらず、食欲がなく、何を食べても、味がしない・・・という状況に陥った。
精神的に、虚無化してしまったのだ。

・・・今まで、一体、何をしてきたんだろうか・・・?

あの時期に、解雇になっていたら、今頃、どうしていただろうか?
今よりも、幸福になっていたかもしれないし、或いは、未だに、職がみつからずにいたかもしれない・・・。

時々、思う。
あのとき、全てを失っていた方がよかったのでは、ないだろうか・・・と。

いつも、いつも・・・こんなだ・・・。
曖昧で、結論が、はっきり出ず、流されっぱなしで、自分で、道を決めることが出来ずにいる。

全てを失えば、また、ゼロからやり直せただろうか?
それは、未だにわからずにいる・・・。
どっちが、幸福だったのだろうか・・・?

状況は、全く変わっていない・・・。

社員の何倍も努力して、成果を上げても・・・同じスタートラインにすら、たてず、同じ土俵で勝負することすら叶わない状況であることには、なんら、変わりは・・・ないってことを・・・。