鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『「空腹」が人を健康にする:南雲吉則・著』

2012-06-09 22:51:16 | Weblog
日付が変わった頃から、降り出した雨・・・1日中続く。


本日のお題は、かの南雲吉則先生の健康本。
1日1食を提案されておられます。
お医者さんでもあり、50代なのに、30代にしか見えない方であります。それなので、説得力があります。

・・・1日1食・・・コレは、私も、3年前からそんな食生活をしておりますが、拙ブログ内でも書いておりますとおり、この時期、何を食べても、味がせず、空腹なのに(生体的には、お腹が、グーグー鳴って、飢餓を知らせているにも関わらず)食欲がない・・・というヘンな状態になって、だったら、無理に食べることもないか・・・ということで、現在に至ってしまった訳です。
・・・と言いましても、現在は、ちゃんと味覚は、取り戻しましたし、生体的に飢餓状況にあるのに食欲がない・・・状態は、夏場によくおこりますが、以前ほどでは、ありません。

・・・1日1食・・・それも、栄養的には、何か問題のありそうな食事・・・このヘンが、南雲先生の提唱されている1日1食とは、一線を画すところではありますが・・・。
何を隠そう・・・数年前・・・私は、低蛋白血症という病になったこともあるのであります。
低蛋白血症がいかなる病かと言えば、簡単に言うと、[栄養失調]ですね・・・。
でも、コレは、1日1食にする以前のハナシですけどね。

・・・と言うわけで、私の食生活には、多分、問題があるとおもうのですが、この不安を解消してくれたのが、この本であります。

進化の過程は、人類は、飢餓と寒さの闘いでありました。
人類が、この地上に発生して、17万年。
その間、わずかな食糧で、最大の栄養効率を上げるよう、遺伝子は、戦略を練りました。
その結果が、『サーチュイン遺伝子』でした。

人類は、飽食には、対応できない・・・少なくとも日本人が、1日3食、お腹一杯食べられるようになったのが、戦後。
まだ、50年くらいしか経っていないので、遺伝子も飽食状態を想定した進化ができていないらしいです。
その結果が、糖尿病。
飽食を続けた結果、いくら食べても太らなくなり、身体は、腐り、ゆるゆると死に至るそうです。

多少、栄養が足りなくても、そう問題は、起こらない・・・。
サイチューン遺伝子が、なんとかしてくれそうです。

言われてみればそうかもしれません。
食べないのは、罪では、ありません。

1日1食は、天使の食事・・・。