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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

珠(或いは、玉、もしくは、球体)幻想

2012-08-21 18:29:17 | Weblog
暑さ・・・底なし。

本日は、朝から、社内のネットワークがダウン。10時まで復旧せず。身辺整理。


球体で美しいのは、真珠や翡翠、水晶。
これらの宝石類は、ダイヤモンド、ルビー、サファイアといった比較的硬質の鉱物とは、ちょっと違う・・・優しい美しさがあるような気がする。
別の意味では、弱い美しさ。儚さ・・・のような・・・。
そして、最も違うのは、真円ならでは・・・の、最も美しさが引き立つというその形状にある。

人体もいくつかの球体を持っているようで、眼球なども球体なんだろうし、その他にも、男性諸兄は、下半身に、偶数個お持ちだと思う。

眼球は、澄んだレンズで、モノを識別する水晶体。
鉱物の水晶と同一の名のパーツを有する。
その色は、人種によって違うけれども・・・。
美しさは、人体のパーツの中では、一番なのではないかと、思ったりする。

男性諸兄のお持ちの球体は、残念ながら?外側からは、見ることが出来ない(もっともその外側を露出したら犯罪だけど・・・・)。身体の極浅い部分に存在するようだ。

澁澤龍彦氏の小説『高丘親王航海記』で、父親の平城帝の愛人である藤原薬子が、まだ幼い高岳親王の寝室で、親王を寝かせつけながら、彼の小さなふたつの球体を、その細く冷たい指で、弄ぶシーンが、物語の冒頭にあった。
それは、翡翠の玉を手のひらで、弄ぶような感触だったのでは、ないだろうか・・・と勝手な想像をしている。内向的で、思考型の心優しい高岳親王は、後に、薬子の変で、父親の失脚とともに、皇太子を廃されて、出家して真如法親王となり、晩年インドへ向うも、途中で、その消息を絶ってしまう。

男性諸兄にとって、大切な人体の球体。
勝海舟・・・(だったと思うけれど・・・?違っていたらすみません。)にも、幼少の頃、犬に噛まれて、ひとつ失う・・・といったエピソードがあったような気がする。

もともと、人体にふたつあって、一対というものは、どちらひとつを失うと、全体のバランスに欠けるようで、身体が、左右のどちらかに傾いたりするようで、あまり具合のよいものでは、ないらしい。

宝飾品の玉(ぎょく)について、書こうと思っていたら、何故か、人体の、しかも、とんでもない方向へ行ってしまった。

恥じ入るばかりである。

しかも、軌道修正できないので、本日これまで・・・。