梅雨空に戻ったような蒸し暑い月曜日。
暑い夏を凌ぐ方法としては、幽霊にお出ましになっていただくなんてこともありますが・・・。
でも、この幽霊・・・見える方と見えない方がいらっしゃいます。
ワタシは、鈍感なのか・・・気配すら感じたこともないのですが・・・。
実際に目の前に姿を現してくれたら、どう感じるでしょうか?
まず、確認。私は、近視なので、何かと見間違えていないかどうか・・・。
案外、枯れ尾花・・・なんて、川柳もありましたけどね。
見えない方のために、ヴィジュアル化されたものも。
『幽霊画』或いは、『幽霊図』なるものが巷には、存在します。
円山応挙なんか有名どころでしょうかね?
さて、幽霊とは、違うけれど、世の中には、生霊・・・なんてのもあります。
生きた人間の身体から抜け出して、憎しみで、恨む相手を殺してしまう・・・源氏物語で、光源氏の正妻・葵の上を取り殺した六条御息所さんなんかが、その最たるサンプルでしょうか。
六条御息所をモデルとした上村松園の『焔』。
中世の衣装の上臈が、見返りながら、恨みとも悲しみと取れる表情をしています。
(↓画像は、こちら)
http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl_img&size=L&colid=A11098&t=
恋愛関係あった年下の男が、正妻を娶る。
そして、些細な諍いがもとで、元の愛人は、生霊になり、相手の女を取り殺す・・・。
些細な諍い(車争い)がなかったらどうだったのだろう?
本来なら、自分より他の女を選んだ男に向けられるべき憎悪。
それにも、勝る嫉妬なのか・・・。
内田樹先生は、ご著書の『呪いの時代』で、六条御息所は、自分のネガティヴな嫉妬の感情を受け入れることが出来なかった。プライドの高さが、その感情を否定した。
だから、『そのネガティブ』な感情が行き場を失い記号化し、生霊化した呪いは、人を死傷させる。
六条さん自ら、葵の上を、殴りに『うわなり(後妻)うち』でも行えば、葵上は、せいぜい打撲程度でおさまって死に至ることはなかった・・・個人の身体を離脱して、記号だけの抽象物になったとき、呪いは、生霊化する・・・と。
・・・でも、貴族の女性が、『うわなりうち』なんて、できないでしょうね。世間体とかもあるし。
だから、生霊になるしかなかったのかも知れません。
因みに『うわなりうち』とは、離婚後1カ月以内に男性が後妻を娶ったときに、前妻が、後妻に対して、報復(集団で討ち入る)をおこなってもいいという風習だそうです。
暑い夏を凌ぐ方法としては、幽霊にお出ましになっていただくなんてこともありますが・・・。
でも、この幽霊・・・見える方と見えない方がいらっしゃいます。
ワタシは、鈍感なのか・・・気配すら感じたこともないのですが・・・。
実際に目の前に姿を現してくれたら、どう感じるでしょうか?
まず、確認。私は、近視なので、何かと見間違えていないかどうか・・・。
案外、枯れ尾花・・・なんて、川柳もありましたけどね。
見えない方のために、ヴィジュアル化されたものも。
『幽霊画』或いは、『幽霊図』なるものが巷には、存在します。
円山応挙なんか有名どころでしょうかね?
さて、幽霊とは、違うけれど、世の中には、生霊・・・なんてのもあります。
生きた人間の身体から抜け出して、憎しみで、恨む相手を殺してしまう・・・源氏物語で、光源氏の正妻・葵の上を取り殺した六条御息所さんなんかが、その最たるサンプルでしょうか。
六条御息所をモデルとした上村松園の『焔』。
中世の衣装の上臈が、見返りながら、恨みとも悲しみと取れる表情をしています。
(↓画像は、こちら)
http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl_img&size=L&colid=A11098&t=
恋愛関係あった年下の男が、正妻を娶る。
そして、些細な諍いがもとで、元の愛人は、生霊になり、相手の女を取り殺す・・・。
些細な諍い(車争い)がなかったらどうだったのだろう?
本来なら、自分より他の女を選んだ男に向けられるべき憎悪。
それにも、勝る嫉妬なのか・・・。
内田樹先生は、ご著書の『呪いの時代』で、六条御息所は、自分のネガティヴな嫉妬の感情を受け入れることが出来なかった。プライドの高さが、その感情を否定した。
だから、『そのネガティブ』な感情が行き場を失い記号化し、生霊化した呪いは、人を死傷させる。
六条さん自ら、葵の上を、殴りに『うわなり(後妻)うち』でも行えば、葵上は、せいぜい打撲程度でおさまって死に至ることはなかった・・・個人の身体を離脱して、記号だけの抽象物になったとき、呪いは、生霊化する・・・と。
・・・でも、貴族の女性が、『うわなりうち』なんて、できないでしょうね。世間体とかもあるし。
だから、生霊になるしかなかったのかも知れません。
因みに『うわなりうち』とは、離婚後1カ月以内に男性が後妻を娶ったときに、前妻が、後妻に対して、報復(集団で討ち入る)をおこなってもいいという風習だそうです。