もうすぐ3月だというのに、まだまだ酷寒な日々。
ソシアルダンスの世界は、差別?の世界だ。
まず、容姿がよくないとダンスする資格もない・・・って世界なのだ(たぶん・・・)。
・・・ということは、まず、私には、『縁』がない。
適用除外である。
・・・もう、最初っから、介入できない(禁断の)世界なのであった。
容姿の前には、努力も才能もなく、見た目だけの視覚が問われる世界だ。
・・・んな訳で、毛嫌いしていた世界でありました(だって、門前払いなんだもん・・・)。
さて、その競技ダンスの世界を、BL(ボーイズラブ)で、描こうってのが、この 『10(TEN)DANCE:井上佐藤・著』。
大体、そのあたりから、この作品は、異端?と言っていいかも・・・。
ソシアルダンスは、男性同志が踊ることを許していない(・・・真偽の程は、わからないけれど、公式の場で、男性同志が踊るのは、タブーとされているらしい)。
それなのに・・・ああ・・・それなのに・・・(・・・いや、競技用には、女性のパートナーが、ちゃんといるから!)。
井上佐藤さんの作品では、珍しく、ちゃんと女性が登場する。
以前の作品では、女性が出てきても、ほんの僅か。
物語もさることながら、激しい?男性同志の性愛シーンの多い作家さんであるのに、この『10(TEN)DANCE』は、ほとんど絡みがない・・・というよりは、ダンスシーンで、しっかりコンタクト(接触)をしているからいいのか・・・。
まだ1巻目ってことなので、従来の濃厚シーンは、それ以後なのかも???
スタンダートとラテンのチャンピオン同志が、お互いに、違う分野のダンスを教えあい、競技会目指して、全く相反するお互いが、惹かれていくという内容で、相変らず、心理描写が上手い。
スタンダートのチャンピオン・杉木信也の帝王ホールドで、ラテンのチャンピオン・鈴木信也が、プリンセスになってしまうあたり、このダンスの世界の奥深さが、垣間見えるよう様な気がする。
相反する性格であるにも関わらず、一字違いの名字の違いと同じく、多分、彼らは、同じベクトルを持つ、相似形なのかもしれない。
以前、名香智子さんが、『パートナー』というソシアルダンスの世界を書いていたけど、こちらは、少女向けの男女の恋愛を絡めた物語だったのに対して、対男、対ソシアルといった或る意味、異質な、乱暴な言い方だと、異種格闘技の世界である。
続巻が楽しみな作品だ。
ご堪能あれ。
ソシアルダンスの世界は、差別?の世界だ。
まず、容姿がよくないとダンスする資格もない・・・って世界なのだ(たぶん・・・)。
・・・ということは、まず、私には、『縁』がない。
適用除外である。
・・・もう、最初っから、介入できない(禁断の)世界なのであった。
容姿の前には、努力も才能もなく、見た目だけの視覚が問われる世界だ。
・・・んな訳で、毛嫌いしていた世界でありました(だって、門前払いなんだもん・・・)。
さて、その競技ダンスの世界を、BL(ボーイズラブ)で、描こうってのが、この 『10(TEN)DANCE:井上佐藤・著』。
大体、そのあたりから、この作品は、異端?と言っていいかも・・・。
ソシアルダンスは、男性同志が踊ることを許していない(・・・真偽の程は、わからないけれど、公式の場で、男性同志が踊るのは、タブーとされているらしい)。
それなのに・・・ああ・・・それなのに・・・(・・・いや、競技用には、女性のパートナーが、ちゃんといるから!)。
井上佐藤さんの作品では、珍しく、ちゃんと女性が登場する。
以前の作品では、女性が出てきても、ほんの僅か。
物語もさることながら、激しい?男性同志の性愛シーンの多い作家さんであるのに、この『10(TEN)DANCE』は、ほとんど絡みがない・・・というよりは、ダンスシーンで、しっかりコンタクト(接触)をしているからいいのか・・・。
まだ1巻目ってことなので、従来の濃厚シーンは、それ以後なのかも???
スタンダートとラテンのチャンピオン同志が、お互いに、違う分野のダンスを教えあい、競技会目指して、全く相反するお互いが、惹かれていくという内容で、相変らず、心理描写が上手い。
スタンダートのチャンピオン・杉木信也の帝王ホールドで、ラテンのチャンピオン・鈴木信也が、プリンセスになってしまうあたり、このダンスの世界の奥深さが、垣間見えるよう様な気がする。
相反する性格であるにも関わらず、一字違いの名字の違いと同じく、多分、彼らは、同じベクトルを持つ、相似形なのかもしれない。
以前、名香智子さんが、『パートナー』というソシアルダンスの世界を書いていたけど、こちらは、少女向けの男女の恋愛を絡めた物語だったのに対して、対男、対ソシアルといった或る意味、異質な、乱暴な言い方だと、異種格闘技の世界である。
続巻が楽しみな作品だ。
ご堪能あれ。