朝晩は、もう寒いくらいなのに、日中は、裏の雑木林で、蝉(つくつくぼうし)が、鳴いていて。
季節の変わり目を、ぼんやりと意識しながら送る無為な日々。
もう仕事なんか、出来ないと思う。
そんなことを考えると、気が変になりそう。
好きでやっていた仕事じゃないだけに、取り上げられて、どうしていいのかわからない。
何がしたいのか・・・わからないまま、現在になり、そして、それも過去になって、もうどうでもいいくらい過去になるのは、何時の事なのだろうか・・・?
そんなことを思いながら、秋の空を眺める。
もう、どうでもいいや・・・と思う。
だけど、どうにもならないと・・・と思う。
今の私を支配するのは、限りない不安だけだ。
この先、どうしたらいいのだろう?
この先、どうなるのだろう?
成す術もない、答えも無い、理由もない・・・そんな焦燥の海にひとり溺れて、溺れて、溺れて。
とりわけ特別でもない秋の休日。
私は、毎日、休日だけれど・・・。