料理の味というのは、所謂、塩の味・・・と言っても、過言ではないような気がしている。
減塩とかで、出来るだけ、塩分を控えた料理というのは、美味しくない。
甘い味を引き立てるのも塩である。
塩は、人体にとって、欠かせぬミネラルであり、サラリー(給与)の語源は、塩(ソルト)だと何かの本で読んだことがある。
労働の代償(給料)として、塩で支払っていたのは、古代ローマだったか・・・。
先日、野菜炒めを作成した時、手許が狂い、塩が多めの野菜炒めになってしまった。
その分というか、味噌汁の味噌をいつもより減らした。
ご飯のオカズとしては、それ程、悪くはないけれど、濃すぎるもの・・・と思いながら、食した。
それでも、食後に、水を飲みたくなるようなこともなかった。
外食をすると、のどが渇いて、水を飲みたくなるのだけれど。
・・・と言うことは、外食の料理に使われている塩の量が、ハンパではないことがわかる。
料理を美味しくするということは、すなわち・・・塩の量が多いということになるのだろうか。
収入があった頃は、50gで、500円だとか、千円だとか・・・今にして思えば、狂気の沙汰?と言えなくもないような高価な塩を使っていた(高いからケチケチしながら使うので、ナカナカ減らないし、減塩?効果もなきにしもあらず・・・)。
普通は、1キロ100円前後の日本たばこ産業の塩が普通だろうか?
岩塩などは、外国産のものが殆ど(日本では、採れないらしい)で、ヒマラヤだか、アンデスだかのピンクソルトやドイツのアルペンソルトなど、高価なものが多い。
塩は、取り過ぎると胃癌だとか高血圧だとかの生活習慣病(昔は、成人病って言ってたよな・・・)のリスクが高くなるそうで、国をあげて、減塩に取り組んだ結果、最近では、逆に欠乏の症状も目立つらしい。
夏などは、殺人的な暑さになるくらいだから、熱中症だとか、日射病だとかの予防の意味で、塩もある程度、必要なのかもしれない
足りなくてもダメ、取り過ぎてもダメ・・・塩の塩梅は、難しい。