台風が3つ接近しているようで、時折、シャワーのような雨になったかと思えば、真夏の太陽が照りつけ、輝くような真っ白な入道雲と暗雲、それらの雲の切れ間から、抜けるような青空・・・忙しい夏の空。
楽しみにしていたシネマ歌舞伎の初日。
月に一度、1週間の上映で、今月は、『怪談 牡丹燈籠』
この作品は、2007年10月歌舞伎座で、上演されたもの。
拙ブログ2007年10月14日で、一度、書いておりますが、もう9年も前のこと。
三遊亭圓朝役の坂東三津五郎さんは、去年お亡くなりになられました。
随分と時間が経ったものだな・・・と思いながら。
片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんのゴールデンコンビは、仁左衛門襲名前の片岡孝夫さん時代から続く歌舞伎界のドル箱。
映画で見ると、改めて衣装の美しさが、際立ちます。
お露役の中村七之助さんの繊細さ。
稀代の女形・玉三郎さんに一番近いのではないでしょうか?
某女優さんと最近、ご結婚された片岡愛之助さんも、まだまだ初々?しかったですね?この頃。
・・・9年前の秋の頃。
このころは、歌舞伎ばっかり見ていたようで、月に一度の週末に、歌舞伎座に通うのが楽しみだった頃です。
当時は、一等席が、13000円から15000円くらいで、お財布へのダメージが大きかったけれど。
現在は、18000円くらいですかね?お座席料。
歌舞伎座リニューアル後は、爆上げ・・・です。
当然、現在は、歌舞伎座には、行けないから、映画にて(映画の前売りだと1/10の料金で見られますからね)。
座席の位置によっては、映画の方がよい場合もありますが、あの歌舞伎座独特の・・・娯楽感は、やはり、劇場ならでは・・・のもの。
その点、映画は、もっと気楽にみられるのがよいところでしょうか。
リニューアル歌舞伎座の座席には、まだ座ったことがないけれど、以前の歌舞伎座は、けして、座り心地のよい椅子ではなかったし、シートは、映画館のほうが、ゆったりできます。
それより、なにより・・・自宅から歌舞伎座までは、快速電車でも、約2時間かかるので、映画館の方が、至近。
車で、30分弱だし・・・。
もっとも・・・歌舞伎座に行く・・・ってことだけで、電車も楽しいのだけれど、やはり、車で行けるってのは、気分的にラクです。
猛暑の中、歌舞伎座を訪れた時、和服の方が、車のリアシートからすっと降りてきて、劇場入りするのをみて、やはり歌舞伎見物は、運転手つきの車で行くものだ・・・と思ったものです。