台風9号通過。昼前より、暴風雨。
ただいま、夜空には、上 がかけ始めた明るい月が、雲間から顔をだしている。
一昨日、映画館で、ゴディバの『ショコリキサーミルクチョコレートデカダンス』という長ったらしい名前のチョコレートドリンクなど購入して、悦に入っていたのだけれど、コレ、本当に美味しい。
それ程、甘くなくて、氷の破片なども入っているけれど、水っぽくならず。
なにより、生クリームがたっぷり、クラッシュナッツなどもトッピングされていて、ナッツ系のチョコレート好きには、ぴったりの飲み物だろう。
大昔。
駅前に、5階だか7階建だかの不動産屋の経営するビルがあって(現在でもある)、当時は、結構高さのあるビルで、そこの3階だったかと思うけれど、喫茶店というよりは、明るい感じのフルーツパーラーが、入っていて、週末の土曜日だとか、日曜日など、母と買い物にでたおり、そこで、チョコレートパフェを食べさせてもらうのが、楽しみであった。
アイスクリーム、チョコレートソース、アイスクリームと層を作り、グラスの上にいくと、クリームや缶詰のチェリーなどが、トッピングされている。
似たようなものに、フルーツパフェなるものがあったけれど、コレは、アイスクリーム、フルーツの缶詰(みかん、パイナップル、黄桃など)、かなり着色した極甘のフルーツソース、そしてまたアイスクリームの層になっていて、春などは、苺が、クリームと一緒になって乗っていたりした。
また同じようなメニューに、チョコレートサンデー、フルーツサンデーなるものが、あったけれど、材料は同じようなもので、器が違っているだけのだったような気がする。
私は、丈の長いグラスのパフェ類が好きだったけれど、考えてみれば、頂上のクリームとチョコレート、或いは、フルーツ類が好きで、底へ行くとほとんどが、アイスクリームで、当時は、アイスクリームと生(←純然たる生クリームではなく、生クリームもどき?)クリームの区別がつかずにいたものの、上を食べつくすとあとは、あまり美味しいとは思えなかった。
要するに、もっと生?クリームだらけだったら、よいのになぁ・・・と思っていたフシがあった。
もちろん、単独で、食べるヴァニラ・アイスクリームは、好きだったのだけれど、アイスクリームの冷たさと生?クリームの温度差と味わいが、微妙に違っているのに、そのときは、どうして、上のアイスクリーム(実は、生クリーム)が、もっと沢山ないのだろうか・・・とたべるたびに、そう思ったのだった。
標題のパルフェは、フランス語で、玉子(卵黄)、牛乳、砂糖からつくるカスタードソースを、冷やし固めたもので、アイスクリームそのものだけれど、あの当時のパフェのアイスクリームには、玉子なんて、はいっていたのかどうか・・・?牛乳もたぶん、脱脂粉乳だろうし、今時の濃厚なアイスクリームといったカンジは、しなかったような気がする。
もっとも・・・そんな濃厚なアイスクリームだと、パフェだとちょっと重すぎるかもしれない。
また、パフェ類を食べるときに使う柄の長いスプーンも、自宅にあるモノではなかったので、アレで掬って食べる楽しさもまた格別であった。