鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

着道楽

2021-08-26 21:20:21 | Weblog

久々に朝から晴れて、気温35度越えの猛暑日。

 

今年の8月は、上旬が猛暑と雷雨、盆中が冷夏・・・と極端だったけれど、去年のように、38度を超える日とか、36度の体温越えの日が、ずっと続くということもなくて、もったり曇っていて、蒸し暑い・・・というか。

 

猛暑日にやることは、決まっている。

洗濯だ。

今年の夏は、午後になると雨、雷雨だから、早朝から、やるに限る。

夏用の薄い掛け羽毛ふとん(春夏用だけれど、私は、1年中使っている)、しじら織りの敷パット、バスタオルなど大物から。

 

そして、本日は、我が自治体の月に一度の紙(ダンボール)・布類などの家庭ゴミの収集日なのだった。

母の葬儀、四十九日などで、母の衣類など、だいぶ処分したのだけれど、箪笥4棹に、まだ手を付けていない衣類が残っているのだった。

それを一昨日、一棹分、分別して、処分した。

 

母は、着道楽で、衣装持ちだった。

高額なものを買う訳ではなかったけれど、買い物に出た折、気に入った服があれば、迷うことなく?買っていて、捨てることをしなかったので、タンスの肥やしが増える一方だった。

流石に、ここ数年で、着られないものは、少し処分したようだったけれど。

そして、ここ数年は、脚が悪くなり、自分自身で、買い物には、出られなくなった(それでも、去年の夏くらい迄は、1km、2km離れているドラッグストアに、薬や食料、日用品などを、自分自身の脚で、歩いて買いにいっていたりもした)。

ドラッグストアに、生活必需品は、買いにいくけれど、流石に、服飾には、興味がなくなったようで、何か欲しい衣類があれば、私が調達した。
某・ユ〇クロのTシャツだとか、綿のトップスだとか・・・。

それでも、私が、買い求めた服を試着して、気に入らなかったものは、箪笥の中に、入れられ、値札のついているものが、多数見つかって、

『ああ。どれも気に入らなかったんだな。』

と分かった。

あのひとは、気に入らないとは、言わないし。

やはり、高額な下着メーカーの着心地く、気に入ったものしか、着なかったし。

 

市内や県央の個人経営のブティックなどで、購入したものも多いから、既製品とはいえ、生地もよく、仕立てもよかった。購入した服自体、それ程、高額というわけではないけれど、安価ではないだろうと思う。

だから、某・ユニ〇ロとか、シ〇ムラとかの服は、やはり気に入らなかったのかもしれない。

 

ただ、母も歳を取り、食べこぼしなどが多くなり、手入れもままならなくなって、そのままにして、虫喰ったり、変色したりしたものが殆ど。

勿体ないと思うけれど。

デザインも母が好きそう、母らしい・・・と思う。

 

自分で、好きな洋服を見つけて、着る・・・と言うことに関しては、ずいぶん楽しんだのだろう。

そんな母の居なくなった夏の終わり。

着道楽だった母の服の処分を始めた・・・。