母の新盆。
雨が降り、随分と涼しいお盆になった。
涼しいのは、嬉しいが、梅雨末期の豪雨の恐れ・・・と、ニュースは、告げていた。
母の居室だった仏間に置いていたトランジスタ・ラジオが、誰も触っていないのに、突然、鳴りだしたり、母の帰還?を告げていたのか、単なる物理現象なのかは、さだかではないけれど。
当家の菩提寺の宗教では、故人が、あの世から帰ってくるという考えはないとのことで、提灯とか、精霊棚とか、お飾りは、特に必要無しとのことで、灯篭だけは、用意した。
LEDで、色変わりするハイテク?灯篭で、インターネットで、購入してみた。
一応、サイズとかも調べてから、購入してみたけれど、実際には、かなり小さめ。
ウチの仏壇は、30年前に、父が、他界したときに、購入したもので、かなり大きいものだから、灯籠が、余計に小さく感じる。
でも、まあ・・・母は、ちんまりしていたし、この灯籠は、母が、好きだと思う。
まだまだ猖獗中であろう流行病のせいで、都内の親戚などは、ご遠慮します・・・ということで、お香典が、郵送されてくるし、母の生家のある県北の親戚なども、やはりご遠慮申し上げますということで、お香典が、現金書留で、届いたり。
母の葬儀も家族葬ということで、ご近所には、お知らせしなかったのだけれども、8月の始め頃になって、母の行きつけの美容院(生前の母が、お世話になったので、ご挨拶と御礼に行ったから、ソコからバレた)から、聞きつけたご町内の人達が、自治会の班長さんに、どうして報告してくれなかったのか・・・と文句?を言い、それで、連名、個人名で、遅くなってすみません・・・まとめて、5カ月遅れのお香典をいただいた(お返しが、面倒なので、カンベンしてくれよ・・・と内心思ったりもしたのだけれど)。
母なりのご近所付き合いもあったのだった。