鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

体温計

2022-01-16 16:16:16 | 健康・病気

乾いた晴天。

 

今日も、朝から、元気に、ケムマキケムゾウ(ケムトレイル)爆撒き中で、航空機の音が、響きわたる。

航空機と救急車と消防車。

そして、南太平洋の火山の爆発で、太平洋沿岸に津波警報発令。

騒がしい日曜日。

 

アオゲラがかなり、居室裏の雑木林のかなり近くの木迄、飛んできてくれて、鶯色よりちょっと青みがかった羽の色、赤いベレー帽が可愛くて。

冬枯れの雑木林で、木をつつく姿が、可愛らしい。

 

世間は、いかに騒がしかろうと、殆ど自宅より外へでない万年ヒキコモリには、あまり影響もなく・・・。

外出が少なくなって、所謂、風邪に感染する確率が、減ったような気もしないでもないけれど、この拙ブログには、風邪で、少しでも具合が悪くなると、明日死ぬようなコトを書き綴っているのが、毎年の冬。

明日死ぬ・・・というのは、生前の母が、お念仏のように唱えていて、ついに、本当のことになってしまったけれど、その母が、使っていた体温計が、5本~6本出てきたので、電池切れのものは、処分して、手許には、画像の2本と、体温計ではないけれど、赤外線?を当てて温度を測る温度計1本を残して、昨日、今日のように、風邪気味のときなど、体温を測ってみたりする。

 

ネットオークションで、みつけて落札した(高額な)水銀体温計も、母は、一度使って、それっきり見向きもしなかった。

 

水銀製の体温計は、もう一般では出回っていなくて、水銀式血圧計とかも、淘汰される一方。

以前、母が存命中だった頃、電子血圧計の数値が、180mmHgを越えてしまって、その数値をみた母は、パニック状態となって、休日・夜間診療所へ行く・・・と大騒ぎしたことが、数回あって、その市営診療所でも、顔なじみとなった医師に、

『以前にも、来院されましたよね。』

と言われて、普通の降圧剤など処方してもらって帰ったのだけれど、そのとき、その医師が、看護師さんに、水銀の血圧計持ってきて・・・と言って、水銀式の血圧計で、測定したところ、母の血圧は、200mmHgを越えてしまっていた。

それでも、一晩様子をみて下さい・・・ということで、家に戻ると、病院へ行った安堵感と降圧剤を貰った(貰っただけで服用しなかったのだけれど)安心感からか、数時間後には、160mmHg迄、降下したので、母は、安堵して眠ることができたようだった。

こんなふうに、血圧やら、体温などが、ちょっと変化すると、もう生きるの死ぬのと大騒ぎだった母が、亡くなる直前は、その体調の変化は、現れず、座椅子にもたれたまま、暖かい炬燵、ストーブの点いた茶の間で、眠るように亡くなっていた。

 

母が亡くなってから、使われることのなかった体温計達だけれど、久々に風邪気味なので、電子と水銀の両方で、何回か計測してみた。

2本が殆ど同じ値を示すときもあれば、かなり誤差(5分以上)が生じることもあるのは、計測の仕方が、悪いためだろう。

母は、常時5本くらい体温計を使いまわしていて、自分の許容範囲(36度2分くらい)の値がでる体温計を溺愛?していて、それも日によって違うから、何度も、測りなおして、納得できる値が出るまで、測っていたりした。

環境とか自分自身の感情などによって、血圧、体温などは、かなり差がでるものらしく、少しでも、上昇すると、生きるの死ぬの・・・と始まる。

そんな面倒な母親だったけれど。

母の遺した体温計で、風邪熱を測り、やはり、高いの低いの・・・と心を惑わされているワタシは、やはりあの母の娘なのだな・・・とつくづく思った次第で・・・。