午前中、隣市へ。
空気は、冷たいけれど、なんとなく、日差しの中に、春が生まれたような・・・如月初日。
車で、県道を北上中、雲ひとつない冬の青空を、ゆうゆうと飛ぶ大きな野鳥。
たった一羽。
冷たくて、切れそうなな冬の光の中で、弧を描くように。
猛禽類?ミサゴか、ハヤブサ・・・ノスリかも・・・?(見分けがつきません)。
一羽、大きく翼を広げて、風に乗っている・・・。
冬風は、冷たくないのかなぁ・・・。
かなり大型の白鳥などとは、飛び方がかなり違って、翼をあまり動かさない感じで。
新興住宅地の中の水辺のある公園へ。
午前10時半。
池の水は、まだ凍っていて、その中を鴨達が、泳いでいて、寒くないのかなぁ・・・と思いながら。
子供をつれたお母さん。
鴨に餌をあげるご老人。
散歩をする熟年のご夫婦。
午前中の透明な冬の光の中、ゆったりと時間を過ごせるひとたち。
私は、ダメだな。
焦ってしまって。
何かしなくては、何かしなくは、何かしなくては・・・。
時間が、私を押しつぶす。
もう正午近いよ。
早く帰らなきゃ・・・何故?
もう母もいないのに???
早く家に帰っても、母はいない。
もう心配しなくてもいいのに。
もう一年になろうというのに・・・まだまだ慣れぬ母のいない日常に。