鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

霜月・初冬の美術館の思い出~母の好きだった画家

2022-11-23 23:29:33 | 藝術

終日の雨。

冷たい祝日の雨・・・。

 

勤労感謝の日。 祝日。

11月の下旬で、こんなふうに寒い祝日の日は、もう数十年前に、隣市の里山にある美術館を訪れたことを思い出しました。

母と一緒に訪れた美術館。

マリー・ローランサン展を見に行きました。

あの頃は、まだ運転免許を取り立てで、父の車を借りて、出向きました。

とても寒い真冬のような曇りの日でも、美術館は、混雑していたのを覚えています。

今にして思えば・・・カーナビもなく、地図だけで、よく辿り着いたなぁ・・・って、道順は、簡単で、国道から、右折する場所さえ間違わなければ、だいたい普通に到着できる場所で、右折する場所も、稲荷神社の門前町で、大きな赤い鳥居をくぐれば、間違えようがない場所なんですけれどね。 

母は、マリー・ローランサンが大好きでした。

画風が似ているいわさきちひろの絵も好みだったようです。

いわさきちひろは、優しい画風ですが、初婚で迎えた養子の夫を愛することができず、結局のところ、自殺してしまった・・・というエピソードを聞いて、たぶん、画風と人格は一致しないのかも・・・とか、思ったりしました。再婚の相手は、共産党の方でしたかね?あとから知って、驚きでしたが。

ローランサンも同性が好きだったとか・・・まあ、どうでもいい話です・・・。

母の影響で、ローランサン、いわさきちひろ・・・といった淡い色の柔らかな線の画家が好きでしたが、まだ若かりし頃、こういう絵は、嫌い・・・という友達が居て、嫌いなひとも居るんだな・・・と思った次第で。

まあ、合わなかったですかね? 性格的に。

女流画家では、日本画の上村松園なんかも、母は好きでした。 

美人画でも、母親がテーマの作品が多いですかね。

 

 


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