終日の雨。
冷たい祝日の雨・・・。
勤労感謝の日。 祝日。
11月の下旬で、こんなふうに寒い祝日の日は、もう数十年前に、隣市の里山にある美術館を訪れたことを思い出しました。
母と一緒に訪れた美術館。
マリー・ローランサン展を見に行きました。
あの頃は、まだ運転免許を取り立てで、父の車を借りて、出向きました。
とても寒い真冬のような曇りの日でも、美術館は、混雑していたのを覚えています。
今にして思えば・・・カーナビもなく、地図だけで、よく辿り着いたなぁ・・・って、道順は、簡単で、国道から、右折する場所さえ間違わなければ、だいたい普通に到着できる場所で、右折する場所も、稲荷神社の門前町で、大きな赤い鳥居をくぐれば、間違えようがない場所なんですけれどね。
母は、マリー・ローランサンが大好きでした。
画風が似ているいわさきちひろの絵も好みだったようです。
いわさきちひろは、優しい画風ですが、初婚で迎えた養子の夫を愛することができず、結局のところ、自殺してしまった・・・というエピソードを聞いて、たぶん、画風と人格は一致しないのかも・・・とか、思ったりしました。再婚の相手は、共産党の方でしたかね?あとから知って、驚きでしたが。
ローランサンも同性が好きだったとか・・・まあ、どうでもいい話です・・・。
母の影響で、ローランサン、いわさきちひろ・・・といった淡い色の柔らかな線の画家が好きでしたが、まだ若かりし頃、こういう絵は、嫌い・・・という友達が居て、嫌いなひとも居るんだな・・・と思った次第で。
まあ、合わなかったですかね? 性格的に。
女流画家では、日本画の上村松園なんかも、母は好きでした。
美人画でも、母親がテーマの作品が多いですかね。