鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

初秋の那須へ・・・。

2013-09-19 22:58:40 | Weblog
乾いた夏の晴天。
午後から、那須へ。

今日は、何もすることのない失業モラトリアムの身であるけれど、午後から、那須へ行こうと連絡があったのは、午前9時。
失業している身にとっては、何の予定もないから、即、OK!ということで、午後の強い日差しの中、那須へのドライブ。

4日前に、日光へ行ったばかりだけれど、何分にも、暇を持て余している身である。
那須のプレミアム・アウトレットに連れて行っていただき、秋服など、物色して回った。

私は、今後、収入の見込みのない哀れな失業者であるし、この先、会社へ出勤の見込みもないし、服飾などは、不要の長物なのだけれど。

途中で、珈琲ショップで、休憩し、しばし、初秋の高原の雰囲気を楽しむ。
これで、今日は、平日だから、この程度の人出だけれど、休日なれば、駐車場も一杯だよね~~~などと、言いながら、帰路につく。

午後5時半を回り、東の空には、満月。

途中、公園で、暫し休憩。

中秋の名月を眺めながら、やはり、この先、どうなってしまうのだろう・・・という思いが胸をよぎる。

楽しく過ごしている身なれど、やはり、心配は、先のことだ。

20時前、帰宅。
何も言わず、出かけたので、家人が心配していたけれど、部屋に閉じこもりきりで、ウツウツと過ごすよりは、外へ出て、憂さ晴らしをしてくれた方が、安心すると言ってくれた。
有難い限りである。
こんな家人に心配をかける私の不甲斐なさが、情けない・・・。



絶望の1800回目!

2013-09-18 23:04:36 | Weblog

終日、乾いた晴れ。

前回・・・1700回目を書いたときには、現実となるとは、思わなかったけれど、今は、失業者と相成った・・・。
あのリーマン・ショック、3回の合併、5回目の組織改編のときでさえ、解雇の対象からは、外れていたから、景気が上昇するなかでの・・・想定外の状況に、いささか驚きを隠せないでいた。

想定外・・・。
晴天の霹靂・・・。

しかし、その前兆は、在るにはあった。

或る部署の課長から、
『子会社へ行くんでしょ?決まったって聞いたよ?』
みたいな話をされたのが、8月の始め頃だったのだけれど、そのときは、冗談半分に聴いていた。
その冗談が、冗談でなくなり、子会社へ左遷どころか、いきなり?の解雇である。

最終出勤日までは、子会社左遷という希望もあるには、あったけれど、その話も消失したようだし、あのブランドの会社は、もう御免こうむりたい・・・というのが今の心境である。

そんな中、まあ、想定外の1800回目を迎えることが出来たことを、寿ぎたい・・・。


以前にも増して、何やら、暗い内容のブログとなってしまいましたが、ご閲覧いただきまして、ありがとうございました。

こんな状態なので、たぶん1900回目は、軽くクリアできると思います?

先々のことは、わかりませんが、またのご訪問、こころより、お待ち申し上げております。

読んで下さった全ての方に、感謝の意をお伝え致したく存じます。


三毛猫堂



夜友~梟(ふくろう)の啼く夜

2013-09-17 22:58:36 | Weblog
 
極上の秋晴れ。明け方は、冷え込む。

失業モラトリアム(まだ、本格的?失業者ではないので、微々たる収入のあるうちは、モラトリアムで行こうと思っている)となって、2週間になろうとしている。
それまでも、夜間の寝つきが悪くて、明け方近くにようやく眠る・・・といった日々が、続いていたけれど、最近なって、自宅裏の雑木林から、不思議な鳴き声がしているのに気付いた。
これまで、この雑木林に棲息していたのかどうか・・・
その声の持ち主は・・・たぶん・・・

梟(ふくろう)

・・・だろうと思う。

夜になると、ホーッホッーと響くように啼く。

こんな平地に棲みつく鳥なのだろうか・・・?
梟と似た鳥に、ミミズクがいるけれど、もしかすると、ミミズクなのかもしれない。

もしかすると、飼育されていたフクロウかミミズクが、捨てられて、裏の雑木林に棲みついているのかもしれない。

飼育が、難しい鳥だとも聞く・・・。

羽角があるのが、ミミズクだけれど、ちょっと、猫っぽくて、可愛いビジュアルだ。

裏の雑木林に棲む夜の猛禽類・・・夜なので、正体が不明なのだけれど、できることなら、いっぺん、お目通りをしていただきたいものだと思っている。

夜活動する・・・と言う点においては、私も同類だと思うし、ヨルトモ(夜友)となりたい。

今宵も、フクロウか、ミミズクか・・・どちらかわからないけれど、あの揺らぐような低いテノールを堪能させていただこう。

秋の夜長・・・夜友の声。





をとこ(男)の本質・・・?

2013-09-16 22:51:38 | Weblog

台風上陸・・・。
午前中、暴風雨。夕方から、お天気回復。

本命の女性以外にも、関係を結びたい・・・というのが、男性の本質なんだろうと思います。
要するに、本妻(本命の恋人)がいるのに浮気する・・・ってヤツですね。
夫婦関係が、破綻しているなんて場合は特に。

浮気は、男の甲斐性であるけれど、それなりにお作法があるのではないか・・・と思ったりします。

そ・れ・は・・・。
本命に対しても、浮気相手に対しても、常に誠実であれ・・・ってことでしょうね。

まず、カネのない男は、浮気してはいけません。
イザってときに、オカネがないと責任とれませんしね。
オカネが全てじゃないけれど、ほとんどの場合、オカネで、カタをつけるしかありません。

そして、本命にも、浮気相手にも、ひたすら傅(かしず)く。
懇願して、許しを請う・・・。

女相手に、そんなことできるかって・・・?
できないなら、浮気なんてしないことですね?

本命さんと浮気相手を両方養っていくくらいの甲斐性がなければ、浮気をする資格なし。
財力に余裕があるのなら、おんなは、群がってくるでしょうし・・・。

男の価値は、仕事で決まるし、仕事のできないヤツに女性を愛する資格なんてありません・・・。

えっ・・・?女性より、仕事の方が、好きですって・・・?
はいはい。わかりました。
あなたは、男の中のをとこ・・・ですよ。



初秋の日光へ・・・

2013-09-15 01:41:29 | Weblog
 
台風接近中。

14日は、奥日光まで、ドライヴ。

仕事を辞して、暇を持て余す身を、哀れんでなのか、奥日光へのドライヴにお誘いいただいた。

朝8時の出発。
お天気晴れ時々くもり。

宇都宮-今市を経由して、日光市内。
日本の高級ホテルである日光金谷ホテルを左手に、東照宮を右手にして、奥日光・いろは坂。
数本の木々は、すでに、色づき始めて、秋の訪れを告げているかのよう。
華厳の滝。
これは、もう数十年ぶり。エレヴェータで、地下へ降りて、ベスト・ポジションでの観瀧。
私たちが、地上に上がる頃、エレヴェータは、団体客でごったがえしていて、早めに来たことに、悦に入りながら、中禅寺湖湖畔で、少し早めのランチ。

竜頭の滝周辺を散策。

更に、戦場ヶ原を経て、湯の湖へ至る。
ボートに乗って遊ぶ。
湖面を渡る風が気持ち良く、湖上のまったり?感を満喫。

下りのいろは坂で、山岳ドライブ?を堪能?

日光市内へ戻り、同じルートで、帰宅した。

・・・コレで、失業さえしてなきゃなぁ・・・と時々、憂鬱な気分になるものの・・・。
楽しい初秋の1日になった。

1ヶ月後には・・・たぶん、奥日光までの週末/休日ドライヴは、渋滞を極めるのだろうなぁ・・・と思う。

それまでのしばしの静寂な初秋の奥日光。






『真田十勇士』・・・ブレまくった時代劇???

2013-09-14 02:06:25 | Weblog

昨日。13日の金曜日。
失業モラトリアムのこの身にとっては、別にどうでも良い日では、あった。
・・・それなので、都内、赤坂ACTシアターへ『真田十勇士』を観劇に。

失職した身で、観劇なんてしちゃって、世間の皆様には、大変申し訳ございません。

でも、このチケット・・・まさか、この公演を見る前に、失業するなんて、思いもしなかったので・・・。
発売が、4月頃だったのです。

さて・・・私の大好きな軍師の物語である。おまけに忍者もの!
真田幸村役が、上川隆也さんですもんね~~~。
期待していた訳です。
しかも、脚本が、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきさんだし。

序盤、まだ駆け出しの真田幸村と古狸・徳川家康(里見浩太郎さん)という魅力的な構図で始まったものの・・・。
まだ青二才の域を出ない幸村は、大阪城の澱君(賀来千賀子さん)、大野修理(小須田康人さん)に阻まれ、奇策を弄じることが出来ない。
そんな真田家に、猿飛佐助(柳下大さん)と由利鎌之助(松田賢二さん)の忍びが加わり、十勇士となる。

このドラマは、豊臣対徳川、真田幸村対徳川家康といった対立の構図を明確にしながら、いつしか、物語のブレが生じてくる。
・・・最後は、猿飛佐助とはなの恋が、テーマにすり替わってしまうという・・・本線を外した物語が、展開されていくのには、閉口した。

序盤を引っ張るのは、由利鎌之助・服部半蔵(山口馬木也さん)・霧隠才蔵(葛山信吾さん)なのだろう。

その贅沢な布陣に、芸達者な花組芝居の植本潤さん(望月六郎役)、劇団☆新感線の粟根まことさん(根津甚八役)、サードステージの小須田康人(大野修理役)が、絡んでくる。

こんなにインパクトの強い役者を集めながら、やはり女性演出家(宮田慶子さん)の手に、軍記ものは、あまるだろうか・・・迫力に欠ける舞台となった。

私としては、この配役で、マキノノゾミさんの演出が見たかったけれど、別の『真田十勇士』を手掛ける予定のようだ。

ラスト・シーンでは、中島みゆきさんの歌で、お涙頂戴・・・なのだろうけれど、私的には、何故か、これみよがしで、シラケタ感じは隠せない・・・。
素直に、感動できないのであった。


しかし、これは、これ・・・この『真田十勇士』は、真田の赤が、美しい舞台と言えるかもしれない。



失業モラトリアム②:気分は、Up?Down?

2013-09-13 00:27:13 | Weblog

離れてみれば、つまらぬ仕事に従事していたもんだと思うけれど、僅かな収入でも、有難いことであったな・・・。

昨日(12日)は、会社から8月度分の給与明細が送られてきて、しみじみ眺め、こんな微々たる金額のために、毎日、毎日・・・あんな仕事をしていたのかと思うと、随分と馬鹿げた話でもある。

更に、今後は、もっともっと馬鹿げた仕事に従事して、そして、もっともっと収入も減るのだろう。

気分は、Down・・・するばかりである。

・・・でも・・・まっ・・・いいか・・・。
暫く、遊んでいても、暮らせるであろうし、そういう訳にもいかなくなれば、再び、馬鹿げた仕事で、糊口を凌ごう。

そして・・・うつらうつらと眠り、目覚め、食べたいときに、食べたいものを食べ・・・私は、今、今まで生きてきた時間の中で、一番自由で、一番虚しい。

こうやって、心底ダメになっていくのね・・・。

ダメになっても・・・。
この広い世の中、私ひとりくらい、ダメになったって、誰も困りはしないのだから・・・。

期待されていないってことは、その分、気楽だ・・・なんてことを考えていたら、現場のオジさんから、送別会を開いてやるから・・・と、日時と場所の電話連絡が、あった。

現場から完全に離れて、2年にもなるというのに、忘れないでいてくれて嬉しいと言えば、嬉しい。

ちょっとだけ、気分は、Up・・・。

ちょっとしたことで、上下する気分。
結局、ひとは、ひととの関わりなのね・・・と思う次第。

引きこもれるものなら、永遠に引き籠っていたい・・・なんて、願望が以前は、あったけれど、やはり、社会(・・・というか、人間というか)との関わりなしには、生きてはいけないようである。

失業モラトリアムは、まだまだ続く・・・。


失業モラトリアム

2013-09-12 03:02:07 | Weblog

9月6日から9月10日までの5日間。
私は、自宅から1歩も外へ出ることも無く過ごした。
一日中、床に伏し、うつらうつら・・・と惰眠を貪り、暑かろうが、雨が降ろうが、曇りとなろうが、晴れようが・・・部屋のカーテンを閉め切ったままで、家人以外の誰にも会わず、過ごした。

この5日間・・・。
毎日メールをくださった方がいて、昨日(11日)は、その方と5日ぶりに会い、夕食をご一緒していただいた。
家人以外のひととは、会話もなくて、何処へも外出しなかったなどの話をして、私は、明日の予定などないから、時間を気にすることもなかったけれど、その方は、お仕事を控えているし、まだ週の中ばということもあって、随分と迷惑なことだったと思う。

私の失職を、心配してくださって(まだ、完全失業までには、20日近くあるけれど)、いろいろ、気付かっていただいた。
仕事をしていない私など、何の価値もないというのに。

私は、自閉症の気もあって、ひとに心を開けないのだけれど、こんなヒトとして不完全な私を、気付かって心配してくださる方がいたと思うと、有難いと思う。

たくさん話をして(この方との話は、いつも、仕事の話となってしまうのだけれど)、お別れしたあと、久々に自宅近くの複合商業施設で、水や野菜・果実類も底をついたので、いろいろと買い込んだ。

履歴書の用紙なども購入したかったけれど、食糧品売り場以外は、閉店していたので、また後日。

今迄、平日の日中の市内には、とんと縁がなく(会社にいたので)、道路も空いていて、銀行のATMにも、誰も人がいなかったし、不思議な感じがした。
人には、それぞれ、活動の時間帯があるのだろうけれど、日中に自由に、時間の制限なく動けるのは、また一興と思った次第。

会社の最終出勤から、まだ1週間しか経っていない。

まだ1週間なのか・・・。
もう1週間なのか・・・。

どちらにしろ、まだ、何も始まってさえ、いない・・・そんな1日を、他人事のように思う日々である。



失職②

2013-09-11 00:00:47 | Weblog

職を失うのは、途方もなく惨めなことだと・・・思っていた。
だから、毎日、泣いていた。最終出勤日までは・・・。

でも、今は違う・・・。

失ってからでないと、分からない『大切なこと(人、物、カネ)』。

今の私には、その『大切なこと』を、失ってよかったとさえ、思える・・・。
(カネは大事だけれど)会社関係で、大事なものなんて、なにひとつ無かったことに気が付いた。

掴んで、握りしめて、離したくないモノが、全く価値の無いものだったと今、初めて、分かった。
失っても惜しくない。
ただのカスを、後生大事に掴んでいただけの愚か者。

何かを失えば、何かを得る・・・たぶん、コレは、真理なんだろうと思う。

私は、仕事を失って、何を得たのだろうか・・・。
今のところ、具体的に得たものは、何もない・・・。
いいや・・・実は、在るのだった。

それは、あの巨大な組織の中で、真理が、真理として活動しない世界に、苛立ち、傷つき、搾取されたことへの怨嗟・・・コレが、消えた。
なんと、心地のよいことだろう。

今となっては、あの会社の『ヒト・モノ・カネ』なんか・・・どうでもいいことである。
人脈も築けなかった私だし、この上もない、不遇な環境の中で、何故に、あれだけ、耐えられたのか・・・バカがつくくらいの忍耐力・・・こんなのは、全く無用の長物だった。

やれば、やるだけ損失を被る・・・そんな理不尽な世界に、さよなら・・・やっと、さよならだ。

コレは、やはり、真理なんだろう・・・。

私は、今は、負け惜しみにしか聞こえない讒言を、書き綴っているにすぎない。

しかし・・・多分、コレから先・・・自分の運命に感謝する日が来るように気がしてならない。

まあ・・・たぶん、そんな気がするだけなんだろうと・・・今は思うだけだけれど。

失職

2013-09-10 00:00:10 | Weblog

大気から、湿度が、無くなっていくようで、爽やかな秋へと移行していくよう・・・。

失職して思うこと。

何が、それ程、重要だったのだろうか・・・?
今となっては、私に、あの『仕事』の意味は、全て消え失せたような気がしている。

あれ程、失いたくなかったにも関わらず、一方では、全て、投げ出したい・・・。
そんな矛盾だらけの仕事でもあった。

投げ出せなかった理由のひとつは、経済問題だけ・・・だったことに、今更、気が付く。
なんだ・・・月々、たかが、数十万円のために、私は、働いていたのね・・・。
ただ、それだけ。

こんな馬鹿げた仕事に、『重要性』を与えてしまったのは、まず、私自身であり、あの会社だった。
でも、会社にしてみれば、別に、『私』以外の誰でもよかったのだ。
売上を立てて、利益を計上して、支払先に滞りなく費用を分配できれば・・・それで、何の問題もなかったのだから、別に、何も、『私』でなくてもよかったのだった。

・・・今は、本当に、何もない。
あれだけ、失うことが、怖かったにも関わらず、失ってみると・・・何の感慨も無い。
ただ、虚しさだけが、去来する・・・。

失職したから、虚しいのではなくて、仕事を得ていたことが、虚しい。

あ~~~あ・・・また虚無感だ。

やっても、やらなくても・・・どっちにしろ襲ってくるこの虚無感。

どうでもいい仕事に、無理に、意味付けしていた阿呆な自分。

もう私の手許から、離れていったのだから、私は、追いかけることもしないし、未練もない。
よくやっていたよな・・・あんな、仕事。

或る意味、凄いことだった。
或る意味、偉大な事だった・・・。

偉大な私に、乾杯。

失職・・・バンザイ。

私は、あの仕事の呪縛から逃れて、自由になって・・・そして、貧乏になる・・・(予定)。