鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ショート・ブーツ好き

2017-11-15 23:34:20 | Weblog

11月も半ばを過ぎると、いよいよ寒くなってきて、冬の訪れを感じます・・・といっても、今年は、10月から、冬みたいな日もあったりで。


私は、ブーツが好きです。

特に、ショート・ブーツが好きですが、ロングブーツは、着脱が面倒だし、足が短いので、似合いませんです。

秋から冬にかけて、新しいブーツを物色するのが楽しみでしたが、ここ数年来の手許不如意のため、手持ちのブーツを履いておりましたが、革のブーツも草臥れてきたので、5年くらい前に購入して、デッドストック化していた合皮のブーツで、今年の冬を過ごそうと思いましたが、5時間くらい履いただけで、表面の合皮が、これでもか・・・というくらい、ボロボロに剥げ落ちたことは、以前のブログに書きました。

もうひとつのスエードの可愛いブーツがあるにはあるのですが・・・如何せん、過去のもの・・・ヒールが、高過ぎて、履いて歩く自信が全くありません・・・。

・・・なので、新しいブーツを買いました。

価格3000円に満たない合皮のショート・ブーツです。

コレが、値段が安価なのにも関わらず、感動ものの一品でした。

私の足は、潜水時に使ったりするフィンみたいな形で、半魚人の足のように、足指に向かうほど、幅が広がるという・・・足の形としては、可愛くない足でして・・・。

以前、大嫌いな友達の

『ワタシの足は、先へ行く程、ほっそりしていて、ハイヒールが似合う足なのよ?シンデレラのような足なんだから。』

みたいな自慢を聞いて、心の中で、

『ケッ!』

って、思っておりましたが、その真逆が、私の足です。

たぶん、西洋人の規格から、大幅にハズれ、日本人の規格からも、かなりハズれているのでしょう。

合う靴を見つけるのが難しく、スニーカーや運動靴でも、小指側が当たって、痛くなるのを我慢して、履いていました。
それなら最初から、EEEEという幅広、甲高の靴を見つければよかったのですが、こういう靴は、カタチが、気にいらず・・・。

それなので、今回購入したショート・ブーツの履き心地、歩きやすさには、一種の感動さえありました。

国内のスポーツシューズメーカーさんの子会社?さんなのか、関連会社なのか・・・ソコで販売しているブーツで、5時間履いて、合皮が、ボロボロになったメーカーさんのものです。
コレは、経年のため、5時間で合皮ボロボロでしたが、履き心地は、抜群だったから、新しいものも、一冬か、二冬履ければ、良いかな・・・というお値段でしたし・・・。

お値段以上の満足は、買い物の醍醐味です。

とにかく、外出する以上、靴は、絶対に必要なものなので、足に合ったものと出会って、感動でした。



初冬の街から~フレンチ・ランチにみた特権階級とキャッシュ・フロー???

2017-11-14 21:33:54 | 社会・経済

午前中は、薄日も差して、暖かかったものの午後から、冷たい雨。

銀杏並木が黄色く色づいて、初冬の訪れを感じさせる冬の雨でした。


本日は、お昼前から、市内で、相方とランチ。

『暫く、ランチって行ってないから、ランチでもしましょうかね?』

・・・ということで、市内の南部にある国道と並走する県道沿いの古民家レストランで、フレンチ・ランチ。

『フレンチは、久々だよね~~~。市内でも有名店なんだよね~~~ここ。市内南部ってあまり来ないよね。この前は、8月頃、笠間で、フレンチ・ランチで、3カ月ぶりだね~~~。』

昭和の古民家をフレンチレストランに改装したお店で、13時近くの来店で、座席の9割が埋まっていました。

平日の昼下がりの時間帯に、フレンチレストランで、ランチのできる客層は、決まっています。
この地域で、ビジネス・ランチってのは、あまりないだろうし。

お客さんの9割が、女性・・・主婦層でしょうね。
残り1割の部類に入るのが、相方と私と、別の席にいらっしゃる男性(ようするに男性客は、2名だったわけで)。


市内有名店だけあって、お料理の水準は、高いです。

そして、有名店?だけあって、お料理とお料理の間が、長い・・・です。

店内には、静かなJAZZが流れて、雰囲気もいいので、料理の待ち時間はあまり気になりませんが、メインの前にパンが供されてから、メインの登場迄、15分以上・・・。

暖かだったパンも、次第に冷たくなっていく・・・。

私どもの住む県は、料理の味付け・・・特に、塩味が濃い事でも有名ですが、このくらいの濃さにしないとお客さんが来ないのかも・・・???

それでも、食後に咽喉が乾く・・・ということもなくて、そのあたりの塩梅は、流石です。

前菜・キッシュ、あつあつのクリーム・スープ、メインのお魚料理(相方は、お肉料理)、デザート、コーヒーで、2000円と2500円のコースをオーダーしました。

それにつけても・・・。

羨ましいのは、平日の昼下がりにゆっくりと2時間かけて、このコースを楽しむことのできる奥様方です。

こういうことで、社会貢献なさっているんですわ。

お金が流通しますもんね(・・・たぶん、御主人の働きが大きく、奥様は、消費専門?)。
(反論は、あるかと思います。ワタクシ達だって、パートしてますのよ?扶養の範囲で・・・とか・・・)

しかし・・・。
そうなのです。

そして、更に、御主人さまは、奥様方よりも早死にして遺族年金なるものを残し、そしてまた、贅沢なランチを楽しむという・・・別次元のパラダイスを見た思いです。

パラダイスの連鎖でございます。

私にはエンのない話だけどさ・・・。

羨ましい・・・或る意味、特権?階級の世界を垣間見た午後でした。


彎月(わんげつ)・月のお椀に・・・。

2017-11-12 04:20:24 | 詩のような・・・?もの

昨夜の強風も、夜になって止んで、深夜の東北の空には、満月よりも綺麗な彎月。


輝く金色の月のお椀が、ぽっかり浮かんでおりました。

あの月のお椀には、なにが入っているのかな?


食べると幸せになれる星屑でできたひかりの金平糖かな?

綺麗な虹色の幸せが一杯入っているのかな?


久しぶりに注文の入った古本の発送のため、深夜の街へ出ました。

車を走らせながら、そんなことを考えました。




無神経。

2017-11-11 14:45:34 | Weblog

強風。


無い神経と書いて、無神経。

神経が、存在しないのか・・・と思われる行為は、様々あるし、受け手の『神経』によっても、かなり誤差があると思うけれど、電車に乗るたびに出くわすのが、四人掛けの椅子に座ったときに、前の座席で、化粧を始める婦女子だ。

先週末の電車メイク婦女子は、乗車してきたときは、一瞬、男の子かと思った。
素顔にショートカット、素足にスニーカー。

迷彩柄の大きなリュックサックを、私の隣にどすん!と置いて、斜め前に座った。

座るや否や、迷彩柄のリュックの中から、大きな化粧水のビンを取りだし、ビンを振り、手に受けて、お顔にぴちゃぴちゃ・・・。

(寝起きかな?顔洗ったままでてきたのね?化粧水を、小分けにするってことはしないのかな。カサ張だろうに。でも、このリュックの大きさであれば、然程、問題にはなるまいな。)

次は、クリームを取りだし、顔に塗る。

(このあとは、ファンデーションか・・・?)

と思いきや、髪にミスト。
シュッシュと吹き付け、手櫛。
そのあと、ブラシで髪をとかし始めた。

(ふむ。ふむ。時間がなかったと見えるな・・・昼過ぎ迄寝て居たのだね。)

その子(20歳前後だろうか?)の直履きしたスニーカーからみえる足首から上には、色素沈着した無数のダニ刺されあと。

(あまり住環境は、よろしくなさそうだな・・・)


二駅乗って降りて行った。

服装は、かなり安っぽいピラピラした薄手の黄色い色のスカートに木綿のトップス。
有る物を着てきた・・・というか、コーディネイトとかには、興味がなさそう。
スニーカーを直ばきして、靴下類は、履いていない。
あまり着るモノには、お金をかけないタイプのようだ(お金をかけられないのかもしれぬな?)。

若い婦女子に申し訳ないが・・・浮かんだ言葉が、『』。

・・・人前で、メイク(・・・といよりは、メイク前の段階)だが、ファンデーションやアイシャドウ、マスカラといった所謂、化けるためのメイクではなかったし、質素といえば、質素だし。
メイクというよりは、スキンケアといったかんじか?

傍若無人ではあるが、化けるためのフルメイクではなかったのが、わずかな救いだった。

化粧水、クリームくらいで、留まったところは、或る程度、許せると思ったりした。

もっとも、あちらさんは、コッチが許そうが許すまいが関係ないのだろうが・・・。
(豪の者になるとつり革につかまり、マスカラを付けているツワモノがいるし、ネイルや香水など匂いのキツイものを平気で使用するヤカラもいる。見ず知らずの他人の前で、厚塗りのメイクをしているさまには、吐き気がする。自分は無神経だと体現しているのがわからぬのだな・・・たぶん。そして何より、出来栄えが、メイク以前とあまり変わらぬあたりが、虚しい。その程度のお顔なんだよな。こういうヤツは。)

私が、あの年頃は、人目が怖くて、何もできなかった(リップクリームを塗るのも憚られた)が、ここ十数年で、嬢ちゃん達の意識が変わったのだろう。

母親と電車にのって、堂々とメイクを始める嬢ちゃんもいて、母親は、注意すらしない。

無神経にも程がある!

私が、母親なら、厳しく叱りつけると思うのだ。

もっとも・・・その母親の世代からオカシクなったのかもしれないな・・・。
無神経は、遺伝なのかもしれぬし、無神経な方が、世の中生きやすいかもしれぬ。

・・・座席に座って何しようと勝手だけどさ。

好きな彼氏の前でも、堂々とメイクなんて、するもんだろうかね?最近の嬢ちゃん達は・・・?


転ぶ・・・。平面ガエル的転び方。

2017-11-10 01:45:22 | Weblog

一昨昨日。

映画がハネたのが23時少し前。
帰り道に、些細な段差に足をとられ、見事にコケました。

『もし、ソコに、カエルがいたら、完全にど根性ガエルのぴょん吉の出来上がりだねぇ~~~。』

ヒトの災難に、笑いをこらえた相方の発言です。
そんなコント並の転びかたでした。
因みにメガネも飛びました。

右手のひら、右ひざに擦り傷。
左ひざ打ち身。

転んだときに、腕を捻ったのか、腕も痛い・・・。

最近、よくコケるなぁ・・・。

自分でもそう思いますが、めっきり外出が減ったので、全身の筋力の衰えなどだと思うのですが、脳や神経の病気の進行で、よく転ぶようになる・・・らしいです。

周囲にヒトが数人おりましたが、数人でヨカッタです。

身体を支えるものが、ないと倒れるみたいです。
(↑最近の傾向)

靴は、ヒールのないペタンコローファー・・・コレのときに、よく転ぶような気がしますが・・・???
ヒールがあるとあまりコケない気もする・・・というか、足許に神経が行くためなのかな???

同じ、コケ方でも、前々回は、アゴと頬を強打したのですが、今回は、顔は、無傷。

コンクリートは、痛いです。




映画:ラストレシピ~麒麟の舌の記憶

2017-11-09 03:15:05 | 演劇・映画
 
一昨日(7日)は、夕刻より、隣市シネマ・コンプレックスへ『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶』を鑑賞に。

レヴューを見ると・・・。
大コケだそうです???


味に妥協が出来ず、従業員や周囲のひとを信用できず、そのため、自分の店を潰し、借金数千万円を抱えた料理人・佐々木(二宮和也さん)は、借金返済のため、第二次世界大戦前の満州で、作られたという幻のレシピ『大日本帝国食菜全席』を、探し再現するという依頼を受けた。

そのレシピを作ったのは、天皇の料理番・山形直太郎(西島秀俊さん)。

山形を追っていく佐々木は、レシピの行方と真実を知る事になるが・・・。

関わった人々を悉く不幸にしていくようなレシピの成立ち。


様々に張り巡らせた伏線が、途中で、解ってしまう構成には、ちょっとガッカリ。
やっぱそうだよね。それっきゃないよね・・・みたいな・・・カンジで・・・。

チャーハンやオムライス、カツサンド・・・昭和の洋食は、美味しそう。

でも、大日本帝国食菜全席は・・・あまり美味しそうに見えなかったのね。

伊勢海老、キャビア・・・などなど、高級食材をコレでもか・・・ってくらい使っているようなんだけれど(馴染がないから???)。

試作品を食す偉い軍人さんの食べ方が、何となく、食べなれていないというか・・・。
あまり、綺麗な食べ方ではないような・・・。そういう演出なのかなぁ?



最初は、病院?で、オムライスを作るシーンが、最初の調理場面なのだけれど、タマゴを先にフライパンに流し込んじゃってから、玉葱やハムを切ったりしていたら、タマゴが焼けすぎちゃうんじゃないだろうか・・・などと。
些細なことが気にかかる・・・そりゃ、映像の関係なんだろうけどさ・・・。
一番最初は、八丁味噌入りデミグラスソース?から入ると思うんだよね?
で、玉葱刻んで、ハム刻んで・・・ご飯炒めて・・・それから、タマゴだよなぁ・・・???
などと、どうでもいいことを・・・。

この映画を見る前に、主演の二宮さんが、ご病気?(真偽のほどは知らないけど)なんて、Youtubeで、そんな動画があったみたいだけれど、そのせいかどうか・・・それとも、もともとそういう演技なのかわからないけれど、なんとなく、生彩がなかったような気がしたりして(違うか・・・)。

宮崎あおいさんのレトロなお洋服は、可愛かったな。

それにつけても・・・。
なんのかんの・・・と言っても、私は、料理が出てくる映画は好きです。




日本年金機構さんからのお知らせ。② 入るを計りて、出づるを制す・・・?

2017-11-07 21:21:21 | 社会・経済

日本年金機構さんというところから、ごめんね~~~という封書が届いた・・・ということは、昨日、書いた。

そして・・・ふと・・・思ったのであるが・・・。

もしかすると・・・『このミス』は、ウチらのせいではないからね~~~。
払込み先のコンビニエンス・ストアと払込を口座振替にしてない『アンタら』のせいだからね~~~と言っているようにも思える。

そうなのよね。
散々、口座引き落としにしてね・・・その方が、ウチらもアンタらも、楽じゃね???余計な手間かけさせるアンタらが、悪いんだよ・・・。

そういうふうにも思えなくもない・・・文章だ。

そう・・・何事も、自分たちは、悪くない・・・それが、お役所のお役所たるところのユエンだったのだ。

失念していた。

税金も、福祉も・・・サービスは、自分から探してね。
まあ、条件が合えば、いろいろと使えるサービスも用意しているのよ。お役所はさ。

でもね。ウチらからは、言わないよ。
賃金以上の仕事したくないし・・・。


でもさ。
強制的に徴収して、使い放題だし、一般の御商売なら成り立たないよね。
いやいや・・・一般の御商売とは、一線を画すものだけどさ・・・。

財務に関わるモノ・・・入るを計りて、出るを制す・・・これ、基本だと思うのよね?

お役所の仕事は、タテワリだし、いろいろと規則も厳しいのに、ひとつ抜け穴をみつけると、規則なんて、あってないようなものだし。

なにやら、特権だとか、エコ贔屓というか・・・不公平百出だし。
ソコをどう折り合いをつけるか・・・どんなヘリクツをみつけるかが、お役人の使命なのでしょう。

一枚の書簡から、さまざまな事を、妄想した立冬の一日・・・。


日本年金機構さんからのお知らせ。

2017-11-06 21:40:15 | 社会・経済

1通の封筒が届いた。


『日本年金機構』というところからの書簡。

平成29年度社会保険料(国民年金保険料)控除証明書(お詫び)

・・・だそうです。


ごめんね~。
間違えてちゃってさ~~~。
平成29年1月1日から10月2日迄の間に納めた国民年金保険料ね~~~なんかの手違いでさ~~控除証明書の納付額がさ~~~コンビニエンスストアで、支払った分ね~~~納付済額にぃ、反映されなかったのね~~~。
でね~~~これから年末調整でしょ?年末なのに、ごめんね。いそがしいのにさ。御手間取らせて。
改めて控除証明書を送るね~~~。それでよろしく~~~。

・・・だそうです。

ここの御仕事は、杜撰なので、納付・領収書は、失くせないよね。きちんと保管しなきゃ。

毎年、毎年、ごめんなさいを連発し、その尻拭いに、国民のみなさまが、その身を削って納付したお金で、文書の再発行してる訳だよね???


今、封書1通82円でしょ。このごめんなさいの紙面の代金、封筒代、印刷代金、電気料金、そして・・・人件費。何通発行したのでしょうかね?

1時間850円くらいで、半年か1年使い捨てのパートさんなのか、民間業者に丸投げなのか・・・。

いいよね。
失敗すれば、器ごと、名前を変えるだけで、それでおしまい。

誰も処罰ってされないんでしょ。

責任取る人もいないし。


どうせ、国のカネで、自分のカネじゃないしさ・・・。

ほんと、毎年、毎年・・・情報漏えい、間違い、システム・エラー。

こういうお役所ってさ、監査はいらないのかね?

上場企業だって、何回も間違えるとさ、上場取り消しになったりするし、零細企業だったら・・・推して知るべしだよね?

いいよね。気楽で。

なんでも、ゴメンですんじゃうもんね。

偉いひとは、定年迄、お勤めして、ごっそり??退職金貰って、天下り先迄、確保して。

まあ、そのために、上級公務員試験とか、昇進試験とか、頑張ったんだもんね。
そりゃご褒美欲しいやね。

でもさ。ゴメンですんだら、警察要らないよね???

ああ、警察も同じかもね・・・???

公僕じゃないもんね。上から目線だもんね。

こんなこと、些細な問題だわな。




観劇の愉しみ②

2017-11-05 21:22:23 | 演劇・映画

半年ぶりの観劇で、感激?である・・・(すみません。下らないダジャレでした)。

多少、お金があった頃は、月2回くらいは、都内で出て、感激ならぬ観劇をしていた。

相変わらずの手許不如意で、観劇もままならぬ身である。
以前は、定価で、チケットを購入していた。人気公演は、定価でないと入手できなかったし、座席が良い位置だとオークションだと数倍にハネあがり、手も足もでないから、定価で購入していた。

最近は、格安・割安が接頭にないとチケットも購入できない情けない有様だ。



何時の頃からだろうか・・・。

日本人の『娯楽』であった演劇が、『芸術』にすり替えられたのは・・・?

演劇を上演する劇場によっては、幕間の飲食禁止と言う劇場が、大半占めるのが現状で、座席で、モノを喰っていると、見張っていた係員が、

『お客様。大変申し訳ございませんが、お座席でのご飲食は、ご遠慮いただいております。ロビーにてお召し上がり下さい。』

間髪をいれず、鬼の首を取ったかのように注意に奔走する・・・。


官営というか、そういう劇場は、厳しいようで、『娯楽』の要素が皆無で、ムヤミヤタラに芸術性、演劇は、芸術で、鑑賞させてやるから有り難く思え!・・・みたいなスタンスの劇場が多い。

本来は、『娯楽』でしょうに・・・。
それなのに、堅苦しいったら。

森茉莉のエッセイの中に、彼女の母親が、茉莉氏の唯一の取り柄である料理の腕を見込んで、お弁当を作らせ、歌舞伎座へ行くという件(くだり)があって、もともと、歌舞伎などは、半日以上の長丁場だから、幕間に食事をするのが普通で、現在の歌舞伎座、新橋演舞場などは、幕間に、座席で飲食ができる。

演目もさることながら、芝居だけでなく、食事や劇場の雰囲気など、観劇の一日をフルに楽しむ場の提供も観劇の一部と捉えているのは、芸術至上主義の劇場とは、一線を画す・・・本来の観劇の愉しみ方であろうと思う。

そう思うに至るまでは、主に上演作品ばかり気にしていて、上演前にデパートのレストラン街で、食事を済ませてから劇場入りしていた時期が長ったし、上演作品がつまらなければ、損をした気分になった。

その点、昨日の明治座などは、開場時間は、上演の1時間前で、座席への着席は、上演の50分前と、他の劇場に比べ、かなりの余裕度があった。

そして何より、売店で売られているお弁当が、かなりのレベルだ。
一品一品、日本橋・人形町という古い伝統の街の食文化が詰め込まれいる。

劇場食堂の食事も実質30分という短い時間だけれど、手抜きはなかった。

大人数が、同じ時間に一同にかいして食事をするのだから、冷えていて不味いのだろう・・・そして、高額だと思っていたが、トンデモナイ。

その値段なりに、美味しい・・・そのへんで、同額ものもを食べるより、ずっとずっと美味しいのであった・・・。

観劇と食事・・・テレビや娯楽の少ない明治・大正・昭和期にかけての古き良きじだいの大衆の娯楽の姿を今に受け継ぐのが、銀座、日比谷、日本橋の劇場であろう。

そう言えば、かの帝劇も幕間の座席での食事は、OKだった。

そんなことを思えば、芸術至上主義の劇場の在り方にも、一考してもよさそうだな・・・と思うが、まあ、無理か・・・。




京の蛍火

2017-11-04 23:58:26 | 演劇・映画
連休中日。

本日は、午後から、明治座へ『京の蛍火』を観劇に。

貸切りの割引チケット。

A席より安い価格で、S席での観劇となりました。


わかきゑふさんが、明治座で演出する・・・というので、観たくなりました。

下北沢と大阪が、メインの劇団・リリパット・アーミー主宰のわかきさんですが、明治座の演出ということで、関西独特の所謂
『シモネタ』は、ありませんでした。

明治座のお客さんは、ハイソなミドルとシルバーという年齢層だし、わかきさんとしては、大人し目の演出になったようです。


幕末。

勤王の志士たちの討幕活動を影から支えた京都・伏見の『寺田屋』の敏腕?女将・お登勢(黒木瞳さん)と、典型的な京の若旦那・伊助(筧利夫さん)の物語。

彦根から嫁いだお登勢を待ってきたものは、情け容赦ない姑・小姑の嫁いびり。
大人しく控えめながら、姑からのイビリで、鍛えられた商才を発揮し、寺田屋を切り盛りしていきます。
夫は、異常な掃除好きで、浄瑠璃しか興味がなく、家業を母と嫁に任せて、極楽とんぼ。

お登勢が、輝きを増すのは、伊助という影があるから・・・そんな不思議な夫婦の関係を、黒木さん&筧さんが、しっとりと演じていきます。

フィナーレは、舞台写真撮影OKの歌とダンスで、わかき・リリパットアーミーの色が出てきた・・・といった感じでした。

↓上手く映らなかったのですが、雰囲気だけでも・・・。


黒木瞳さんは、そろそろアラ還だと思いますが、年齢に負けない美しさ。

花道を通る姿は、とても美しかったです。

裾引きの着物も上品でした。

物語は、織田作之助『蛍』、司馬遼太郎『竜馬がゆく』を、演出家のわかきゑふさんが、脚本に。

リリパットアーミーとは、違う意味での商業演劇へのステップとなる舞台となったようです。