鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

無神経。

2017-11-11 14:45:34 | Weblog

強風。


無い神経と書いて、無神経。

神経が、存在しないのか・・・と思われる行為は、様々あるし、受け手の『神経』によっても、かなり誤差があると思うけれど、電車に乗るたびに出くわすのが、四人掛けの椅子に座ったときに、前の座席で、化粧を始める婦女子だ。

先週末の電車メイク婦女子は、乗車してきたときは、一瞬、男の子かと思った。
素顔にショートカット、素足にスニーカー。

迷彩柄の大きなリュックサックを、私の隣にどすん!と置いて、斜め前に座った。

座るや否や、迷彩柄のリュックの中から、大きな化粧水のビンを取りだし、ビンを振り、手に受けて、お顔にぴちゃぴちゃ・・・。

(寝起きかな?顔洗ったままでてきたのね?化粧水を、小分けにするってことはしないのかな。カサ張だろうに。でも、このリュックの大きさであれば、然程、問題にはなるまいな。)

次は、クリームを取りだし、顔に塗る。

(このあとは、ファンデーションか・・・?)

と思いきや、髪にミスト。
シュッシュと吹き付け、手櫛。
そのあと、ブラシで髪をとかし始めた。

(ふむ。ふむ。時間がなかったと見えるな・・・昼過ぎ迄寝て居たのだね。)

その子(20歳前後だろうか?)の直履きしたスニーカーからみえる足首から上には、色素沈着した無数のダニ刺されあと。

(あまり住環境は、よろしくなさそうだな・・・)


二駅乗って降りて行った。

服装は、かなり安っぽいピラピラした薄手の黄色い色のスカートに木綿のトップス。
有る物を着てきた・・・というか、コーディネイトとかには、興味がなさそう。
スニーカーを直ばきして、靴下類は、履いていない。
あまり着るモノには、お金をかけないタイプのようだ(お金をかけられないのかもしれぬな?)。

若い婦女子に申し訳ないが・・・浮かんだ言葉が、『』。

・・・人前で、メイク(・・・といよりは、メイク前の段階)だが、ファンデーションやアイシャドウ、マスカラといった所謂、化けるためのメイクではなかったし、質素といえば、質素だし。
メイクというよりは、スキンケアといったかんじか?

傍若無人ではあるが、化けるためのフルメイクではなかったのが、わずかな救いだった。

化粧水、クリームくらいで、留まったところは、或る程度、許せると思ったりした。

もっとも、あちらさんは、コッチが許そうが許すまいが関係ないのだろうが・・・。
(豪の者になるとつり革につかまり、マスカラを付けているツワモノがいるし、ネイルや香水など匂いのキツイものを平気で使用するヤカラもいる。見ず知らずの他人の前で、厚塗りのメイクをしているさまには、吐き気がする。自分は無神経だと体現しているのがわからぬのだな・・・たぶん。そして何より、出来栄えが、メイク以前とあまり変わらぬあたりが、虚しい。その程度のお顔なんだよな。こういうヤツは。)

私が、あの年頃は、人目が怖くて、何もできなかった(リップクリームを塗るのも憚られた)が、ここ十数年で、嬢ちゃん達の意識が変わったのだろう。

母親と電車にのって、堂々とメイクを始める嬢ちゃんもいて、母親は、注意すらしない。

無神経にも程がある!

私が、母親なら、厳しく叱りつけると思うのだ。

もっとも・・・その母親の世代からオカシクなったのかもしれないな・・・。
無神経は、遺伝なのかもしれぬし、無神経な方が、世の中生きやすいかもしれぬ。

・・・座席に座って何しようと勝手だけどさ。

好きな彼氏の前でも、堂々とメイクなんて、するもんだろうかね?最近の嬢ちゃん達は・・・?