7月16日(土) 小雨時々曇
朝から終日小雨が降りみ降らずみの怪しい空模様の中、バイクが修理中とあって、20分あまりかけて自転車で走る。
電動だけれども、なにぶんこの街は緩やかなアップダウンが続き、意外に時間がかかるのだ。
今日の相談者は、胆管がんのM子さんとご主人のN氏。
病友の西川くんの同級生で、彼の紹介で来てくださった。
ほかに、卵巣がんのひろみさん、原発巣不明の消化器系のがんを病む佐藤氏。
M子さんは、地域の基幹病院で手術後、受けている医療に不安が募り、N氏同道で主治医に質問しても、丁寧な応対が為されないうえ、抗がん剤の投与なども「必要が無い」と言われ、受けられない現状を案じ、セカンドオピニオンを受診した京大系の病院にお願いして、抗がん剤を含む今後の医療を受けられることになったそうだ。
言うまでもなく、患者は病院とDrを選べるし、Drは理由なく診療を拒むことは出来ない。
なおまた、DR、ナースほかの医療従事者は、特別職のサービス業に属しておられ、より高度な接遇を求められる職種である。
患者が希望を持って明るく強く前向きに闘病できるように、優しく背中を押してくださる人であっていただきたい。
一方、患者にも「賢い消費者」としての心構えが求められる。
まずは、新たな病院で医療を受ける折には、「闘病履歴書」を時系列で簡単明瞭にまとめ、Drからの質問には正確に手短かに答えられるようにしておきたい。
「今から、これからが、真の闘病ですよ。 O,K, 大丈夫です」
体は食べることと運動することで造られます。 生き延びる方向に舵を取り直し、生き方・考え方を、変えましょう。
体は、後からついてきます。
【心を変えれば体が変わる】ことを、入浴時に実感しましょう♪
きっと良くなる、必ず良くなる、ご一緒に!
◆
胆管がんのご夫妻が帰って行かれたあとで、ひろみさんが、「私の場合は、大学病院で主治医から『あなたには、あと20年は生きてもらわないといけないのだから、一緒に頑張りましょう』と言ってもらって、生きる希望が湧いた」との嬉しい体験談を伺った。
そのせいか、ひろみさんの闘病姿勢は明るく前向きである。
「食生活が、がん患者の予後には大切なのですね」と生きるテーマを見つけて、笑顔が輝いた。
昨年9月に初めて相談室を訊ねて来られた佐藤氏は、今もシルバー人材センターの機関誌編集長として尽くしておられるが、原発不明の消化器系がんの再発という厄介な病状を抱え、たまには「しんどい」と嘆き、「こんな副作用が…」と手指の荒れや黒ずみなどを見せてくださるけれど、さくらは過去に、自分はもちろん病友がたのもっともっと重篤な副作用を見てきているので、「生きている証拠ですよ」と言ってあげられる。
「人は、意外に強いのですよ♪」とも。
相談者が差し入れてくださった黒船カステラは、東京・自由が丘発のお洒落なカステーラ。 大阪の老舗・長崎堂、京都の然花抄院と源を同じくするすこぶる付きの味わい…と、少し氣合いを入れてご紹介するのは、先代夫人の荒木美江子さんが、名張ご出身の美魔女でいらして、とても親しくお付き合いをいただいているからというのもあるけれど、何よりもおいしいのだ、このカステーラは。
同装の水菓子を皆さんといただいて、カステラは日ごろ黙ってがん相談室を見守ってくださる、市の担当者さんにお届け致しましょう。
ありがとうございます。
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