友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

明日は金美齢講演会

2007年11月10日 23時12分00秒 | Weblog
 いよいよ金美齢さんの講演会が明日に迫った。亡くなった山田栄久さんは悔しい思いと安堵な気持ちで今日を迎えていることと思う。私たち塾生全員がそう思っているのだから。山田さんが金美齢さんのどこに魅了されたのかわからないが、金さんの本を何冊も買い求めていることから推察すれば、山田さんが「日本が失ったものがたくさんある」とよく口にしていたけれど、その失ったものを金美齢さんが言い当てていることにあると思う。

 私は金美齢さんの指摘が間違っているとは思わない。ただし、そうした現象を挙げるだけでは何も解決しないと思っている。そのような現象が生まれてきた根拠については違う見方をしている。したがって解決についての考えも違う。明日の演題は「チャンスの女神はあなたの前を通っている!」である。私は知識がないので間違っているかもしれないが、どこかの国のことわざで、“チャンスの女神に後ろ髪はない”というようなものであったような気がする。多分、そんな話も明日は聞けるのかもしれない。

 何人かの方から問合せの電話をいただいた。中には豊橋から電話をかけてくださった人もみえる。そんなことから明日はかなりの人が入場してくださるのではないかという雰囲気を感じている。一番怖いのは、余りにも多くの人に来ていただき、入場できない状態になることだ。せっかく出かけてきたのに中に入ることもできないくらい腹の立つことはない。願わくば、皆さんが満足していただける講演会になるようにと祈っている。

 それにしても最近の日本はどうなっているの?ということが多い。ミートホープや赤福に代表されるような表示の改ざん、防衛省を巡る疑惑、小沢代表の辞任劇、どれもイヤな気分にさせられるものばかりだ。学識が高く、常識と優しさに満ちていた国家とは思えないほどの低落な有様である。民主党の小沢代表は「誘われたら断らない」人だそうだが、相手が何を求めて誘ってくるのかがわからない若造ではないはずだ。小沢さん自身に誘いに乗る要素があり、それを許す基盤が民主党にはあるということだろう。

 アメリカの大統領選挙まではまだ1年もあるのに、早くも候補者についていろいろと報道されている。最有力候補のヒラリーさんの自伝を読んで、私はこの人が大統領になったならいいなと期待していた。彼女は革命家ではないし、下層階級の味方でもない。彼女は「はっきりと中流階級の利益を守る」と言っている。新聞で読む限り、彼女は以前よりもはるかに保守的になった。こんな人なら他の誰でも同じではないかと思えるくらいだ。

 無党派市民派を名乗る私の友人にも「自民党と仲良くやって、首長の座を射止める」と言う人もいる。政治はそんなに甘いものではないし、仮に彼が望むように保守層の応援をもらって首長になったとして、それで彼が目指す政治を実現できるかといえば、無理な「夢」だと私は思っている。自分が何をしたいのか、それを隠して首長になどなれないし、なったところで何ができるというのか。それでは市民を甘く見ている小沢代表と同じだ。

 国民の前で、市民の前で、堂々と自分の考えを述べ、それで多数を得るまで、ひたすらやる以外に、市民と政治家が一体となることはない。権力が欲しいだけなら、それはこれまでの政治と少しも変らない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする