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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

映画『熱いトタン屋根の猫』

2011年12月21日 23時45分52秒 | Weblog

 北朝鮮の金正日総書記が亡くなった。今年は「アラブの春」から始まる独裁者の幕引きの年でもあった。金正日総書記とは2つしか歳が違わないので、なぜか親近感を持ってしまう。独裁国家の長に生まれた宿命なのだろうが、毎日気持ちよく眠れた日はないのではないかと思う。友だちが「これで、軍が動いたら北朝鮮も崩壊だろう」と期待を込めて話していた。確かに軍人は武器を持っているだけに、現権力者に反逆を企てることも充分できるだろう。

 

 軍人たちの父母や家族も上層部にいなければ大変苦しい生活を強いられているだろうから、政府に反旗を翻す連中がいないわけではないだろう。けれども、軍人が部隊を挙げて反乱するとなれば、戦闘は避けられないだろう。多くの犠牲者を出せば、やがて中国軍が出動し、そうなれば韓国軍やアメリカ軍も動かざるを得なくなる。朝鮮戦争の再来になるような事態は避けて欲しい。

 

 私が反乱軍ならば、韓国との国境線を制圧し、北朝鮮の人々を南へ脱出させる。北の人々が自らの意思で南へ脱出することを中国は軍事力で阻止することは出来ないだろう。そうなれば、人々が自らの力で金正恩体制を崩壊させるだろう。もっと楽観的には金正恩氏自身が南北融和をあるいはもっと積極的に南北統一を自らの身の安全を担保に言い出すかも知れない。まあ、いずれにしても独裁国家は長続きしない。

 

 昨夜は井戸掘り仲間の忘年会で、こんな国際状況から井戸掘り技術論まで幅広い話題で盛り上がった。何の私はどうしたわけか、お腹が痛み、胸が苦しくかった。恋煩いが進んで、膝まで痛くなって、もう生きているのか死んでしまったのか、分からないほどだった。家に帰っても、NHK火曜ドラマ『カレ、夫、男友達』の最終回なのに、見ることもなく寝てしまった。見なかったけれど、「愛の形は様々なのよ」という結論くらいは想像がついた。

 

 そして今日、ひとりで1月の大和塾の案内作業に一日中追われた。宛名ラベルの印刷が出来ず、昨日までは四苦八苦だったが、何とか印刷に辿り着けた。印刷できた宛名ラベルを封筒に貼り、案内文を封筒に入れ、口を折って糊付けする。以前は孫娘が「私はこういう単純作業が好き」と言って手伝ってくれたが、もうその手の助けがこない。今日中に何とかやってしまいたい、そう思いながら、お昼過ぎには作業をしながらテレビも観た。

 

 BSテレビで、エリザベス・テイラーとポール・ニューマンの『熱いトタン屋根の猫』をやっていたのだ。『エデンの東』などもこの頃の映画ではないだろうか。アメリカ映画が最も輝いていた時代だろう。家族や愛そして欲望を真正面から取り上げている。映画でありながら舞台のように、場面転換があまりない。当然、俳優たちの演技力が問われることになる。原作者のテネシー・ウィリアムズは『欲望という名の電車』など、重い作品が多い。

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