友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

いじめとキングコングの西野克廣さん

2016年11月21日 18時22分52秒 | Weblog

 全国に先駆けて「いじめ防止条例」を制定した岐阜県可児市で昨日、『いじめ防止自治体サミットin可児』が開かれた。尾木直樹さんが基調講演を行い、大津市長や箕面市長、文部科学省の担当者、可児市長がパネルディスカッションを行ったという。どんなことが話されたのか知らないが、自治体サミットというにはちょっと寂しい。いじめで自殺のあった全国の自治体の首長が集まって、どのような取り組みをしているのか明らかにして欲しいと思う。

 原発被害から逃れて横浜市に転校してきた子どもが、いじめられ、お金や物を取られ、先生に相談しても、「忙しい」とか「管理が悪かったのでは?」とか、「そういうことは警察に」と言われたと報じられていた。学校が調査してくれなかったので、両親は教育委員会に訴えたが、「介入はできない」と言われたとある。その子は「死んでしまいたいと思ったが、津波でたくさんの人が死んでいる。生きなくてはと決意した」ようだ。

 どうして人間社会はこんなにも理不尽なことが多いのだろう。私は西野克廣さんを画家だと思っていた。彼の絵が高額で買われたという。いくらなのか知らないが、絵は緻密でファンタジーで迫力があって素晴らしい。西野さんは画家でも絵本作家でもないお笑いコンビの人だという。最近のお笑い系の人は多芸だ、しかも相当な実力派だ。その西野さんは「『イジメと戦争は』この世から絶対にきえない それでもタモリさんと考えた」解決法があるという。

 「いじめをやめよう」とキャンペーンしてもなかなか無くならない。いじめられた側からではなく、いじめた側から見ると、「楽しんでいる」つまり娯楽なのだ。「戦争反対」と叫んでも無くならないが、「娯楽」をしている時、戦争はしない。要するに「いじめ」や「戦争」よりももっと楽しい「娯楽」をいっぱい広げれば、「無くす」ことは出来なくても「止める」ことは出来るだろうと言う。さすが「お笑い」の人だけある。西野さんの本物の絵が見たくなった。

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