友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

トランプ氏の勝利と「富の格差」の拡大

2016年11月13日 18時36分41秒 | Weblog

 疲れた。働き過ぎた。明日と明後日、友だちが「秋の信州に来ない!」と誘ってくれたので、彼女の別荘へ出かける。春や夏にはよく行ったが、秋に行くのは初めてじゃーないだろうか。春は新録が美しく、夏は活力に満ちた感じがするが、落ち葉を踏みしめて歩く秋はどことなく物悲しくて落ち着きがある。

 そんな訳だから、今朝早くからルーフバルコニーで鉢の土の入れ替える作業を続けた。今朝はサンデーモーニングに姜尚中さんが出演していたから、この番組が終ってからにしようかなどと思ったが、それでは完成しないだろうと気を取り直して振り切った。トランプ氏が大統領選挙でなぜ勝利したのか、評論家の皆さんがどう分析しているのか、興味はあったがどう考えようと事実は変わらないと思い、見るのを諦めた。

 フランスの経済学者・ピケティさんの分析だったと思うが、「アメリカでは上位1%の富裕層が42%の富を、上位10%なら80%の富を占めている」と述べていた。資本主義社会では「誰もが成功者になれる。スタートラインは同じだから結果は自己責任」と言われてきたが、現実は全く違う。「努力は報われる」が、資産家の子どもは努力しなくても「富」を得る。資産家の子どもは富を相続するから、一般庶民の子どもが「富の格差」を覆すことは永遠に出来ない。

 私は大学に入った時は両親がいなかったので授業料は免除され、奨学金も得ていたから苦労することもなく大学を卒業出来た。高校の教員に採用され、平均的な生活を手に入れることも出来た。友だちのように別荘までは持てなかったが、そこそこに生活してきた。しかし今、日本の社会も裕福な人々と働く場所もない人々との「格差」が広がっている。 「1%の富裕層が90%の国民を支配している」のは、19世紀末と同じと誰かが言っていた。その時は王政打倒の「革命」へ発展したが、今度はどうなるのだろう。

 明日と明後日はブログを休みます。

コメント
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