なんとまあ―情けないことか。昼から何気なくパソコンを起動し、自分のブログを見ていて、「おかしい、昨日は何も書かなかったのか」と思い、「いやそんなことはない、確か下書きが残っているはず」と自問自答を繰り返した。とうとう私もボケたようだ。ドキュメントを見ると、運よく原稿が残っている。ありがたいと早速立ち上げた。
昨日、ブログの下書きが完成し、何を思ったのか、これまでの下書きを月別にフォルダーに入れておく作業を始めてしまった。それで、自分ではブログを立ち上げたと思い込んでしまったようだ。「あなたは思い込みが強いから」とカミさんに指摘される。慎重に手順を追ってする方だと思っていたが、どうやらそれは間違いのようだ。
寒さの中でアザレアが咲き続けている。若葉も出てきた。アザレアはツツジの仲間で、台湾の四季咲きのツツジをベルギーで品種改良したものという。日本のツツジは春に咲くが、アザレアは10月から3月まで咲き続ける。花が咲き終わったら、思い切って刈り込むと秋にまた咲き始めるというからバラに似ている。
バラも剪定すると春にな花を咲く。分かっていても思い切りよく切り落とすには勇気が要る。たぶん、勇気ではなく愛情なのだろうが、枯らしてしまったらと不安が横切る。貴乃花さんの理事再選はならなかった。基礎票まで減らしたというから、彼の主張は受け入れられなかったわけだ。選挙はどこもよく似ている。
貴乃花さんは「相撲協会は公益性から逸脱している。公益法人としての社会的な使命を全うし、透明性を持った健全な組織にしなくてはならない」と言う。誰もがもっともだと思うけれど、どう逸脱しているのか、透明性を確保するためにどうするのか、具体性が無い。政治家もとても響きの良い言葉を並べるが、具体的なことは言わない。孤立無援で戦う姿は潔いかも知れないが、巻き込まれた人々にとっては恐怖でしかない。