今朝の中日新聞を眺めていて、「オヤッ」と思った。36ページの中にクラブツーリズムの広告が5ページもあり、うち1ページは全面広告である。我が家もクラブツーリズムをよく利用するが、営業所まで出かけたことはなく、いつも電話で注文している。クラブツーリズムからは旅の案内パンフがよく届く。時にはハガキで来ることもある。
「営業所を置かずに、電話で受け付けるから人件費が少なくて済むのよ」とカミさんは言うが、新聞広告やパンフレットの制作・発送の費用はバカにならないはずだ。いったいどこで利益を上げているのかと詮索したくなる。新聞広告やパンフレット・ハガキなどを見ると、ネーミングがうまいと感心する。
旅と言えば大概がグループか二人だ。「65歳以上のご夫婦限定」というものもあれば、やはり高齢者向けだと思われる「豪華旅」と称した、クルージングやビジネスクラスを利用した高額の旅行プランがいくつもある。海外旅行は無理と考えている高齢者には、ゆっくり過ごせる「秘境の温泉宿」もある。そうかと思えば、「ひとり旅」の特集も組まれている。
赤ん坊の時から知っている知人の息子は京大を卒業してJTBに勤めているが、こういう旅のプランニングを担当しているのだろうか。JTBは老舗だけに信頼が厚いはずだが、私には嫌な思い出しかない。たった一度だけのことなのに、しかもJTBから嘱託された人の不始末だったのに、あれ以来、JTBに頼もうとは思わなくなった。
新婚旅行はすっかり定着したが、婚前旅行に行くカップルもいるし、結婚式のあり様も変わってきている。そこで目を付けたのだろう、「ご夫婦限定・セカンドハネムーン」とある。もう一度あの頃に戻ってみませんかということなのだろうが、夫婦も長く続くと、「一緒に行きたくない」と言うカップルもいるが、互いに贖罪のために出かけるケースもあるだろう。この企画、当たるかなー?