友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「自由・平等・博愛」で満たされるのは何時なの

2024年08月05日 17時10分32秒 | Weblog

 テレビでオリンピックを観ていたカミさんが、「ねえ、この人、凄くキレイ。肌が透けるよう」と言う。確かにバトミントンペアのその女性は色白で、横顔が素敵だった。今、カミさんだけでなく、世界中で「美しい日本人」と話題になっている。

 テレビで観ているのは、競技だけでない。美人アスリートが紹介されているし、時には観客席にいる美しい人が映し出される。美人に関心があるのは男性だけかと思ったら、意外に女性たちも関心があるようだ。

 団体競技では、相手のクセや得意技などの研究をしている。勝つためには必須の研究と言える。そう言えば、NHKの朝ドラ『虎に翼』で、主人公が働く裁判所の裁判官が戦前、「総力戦研究所」に所属していたことを告白していた。

 彼は戦争を止められなかったために、たくさんの死傷者を出してしまったことに深く責任を感じていた。真面目な彼に主人公は心惹かれているようだったから、これはきっとふたりは再婚する筋書きだなと思った。

 日本に「総力戦研究所」があったことは知らなかったが、国と国とが戦うのだから、戦略を立てていなかったら即敗北だろう。軍隊の動かし方だけでなく、国の生産力などもシミレーショしていたはずだ。

 それでも、いくら優秀な頭脳を集めても、決断を下す立場の人が愚かではどうにもならない。アメリカにいたことがある海軍の山本五十六司令官は、「短期決戦でなければ勝機はない」と言っていたが、陸軍に押し切られてしまった。

 オリンピックを観ながら、「キレイ」とか「美人」とか言っておられる平和を噛みしめたい。それでもパリの街を、物乞いして歩く中東からの避難民がいる。全ての人が、「自由・平等・博愛」で満たされるのは何時なのだろう。

コメント (1)
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