マンションのエレベーターに、南海トラフが起きる要因のイラストが貼ってある。地震が各地で起きているし、火山活動も活発になっているようだから、南海トラフのような大地震が起きてもおかしくはない。
心配性のカミさんの指示で、寝室にあるタンスが倒れないように、ボール式の固定器具を取り付けた。家具を固定することで、死傷者を減らすことが出来るとマンションの自治会も勧めている。
いざ、地震が起きた場合、何よりも自らの命を救う手立てをしなくてはならない。建物が潰れたらどうしようとか、電気やガスが止まったらとか、心配なことはいろいろあるが、とりあえずは家族の命を守ることだろう。
今、各自治体では来年度の予算案が審議されている。どのような自治体にしていくのか、その将来像よりも、とりあえず目の前のことに追われてしまっている。中には庁舎の新築やいろんな施設の建築に、予算の大半をつぎ込む自治体もある。
首長になると自分の実績を、形のあるもので残したい欲望に陥るようだ。何のための行政かと言えば、住民に代わって住民の求めに応えていくことなのに、情けないことがよく起きる。住民の代表である議会が、その役割を果たしていないからだ。
確実に起きると言われている南海トラフだが、いつ起きるかは分からない。避難場所の整備や備蓄品など、行政も余り予算を使わずに進めるしかない。後から、あの時にああしておけばよかったと思うことは必ず出て来る。
今、ああだこうだと考えすぎるのは、マイナスを生むだけだ。前もって出来なかったとしても、教訓として後世に伝える資料作りは必要である。歴史に学べというものの、なかなか学べないのが現実の人間のようだ。
心配性のカミさんの次の心配は何なのだろう。心配性の人は、心配することが無いことが一番の心配なのかも知れない。
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