カミさんが台所で料理を作っていた。手元の蛍光灯が点いていなかったので、ONにした。するとカミさんは、「余計なことをしないで。自分が必要な時だけにして」と、OFFにする。「ありがとう」と言ってもらえると思ったら、叱られてしまった。
20Wの蛍光灯をしばらく点けたところで、どのくらいの金額になるのだろう。手元が暗くては、しっかり見えるほどの視力があるとは思えない。何もかもよく見えるところで料理する方がいいと思うのは、私の思い込みなのだろうか。
岸田首相は内閣改造を行い、女性の閣僚を増やした。政権の支持率を上げる狙いだと言うが、女性の閣僚が増えただけで支持率は上がるのだろうか。もしそうなら、この国の有権者は政治を甘く見ているとしか思えない。
女性は男性よりも優しい気持ちの人が多いけれど、女性閣僚が誕生すればいいとか、女性議員が増えればいいとか、そんな単純な問題では無い気がする。男性でも女性でも、どういう考えの人か、何がしたい人か、それが大事ではないのか。
私が議員だった時、子どもを預かる時間を午前7時から午後7時までに延長できないかと提案していた。実際に子どもの面倒をみてくれている側の女性職員に、意見を聞いてみた。すると、「子どもたちが可哀想だと思わないのか」と叱られてしまった。
「子どもは親と一緒にいた方がいいけれど、働かなくては生活できない現状では、行政が働きやすい制度を設けるべきではありませんか」と言ったけれど、納得してもらえなかった。働く時間が短くなっても、生活に困らない賃金が得られるならそれがいい。
商品を造る側、商品を運ぶ側、商品を売る側、それぞれがギリギリの経費で、それでギリギリの賃金を払うことが出来れば、全て上手く収まるはずだ。なのに、どうして年収何億円という人がいる一方で、年収300万円やそれ以下の人がいるのだろう。
誰もが「ありがとう」と、口に出来る社会にすることが政治の役割のはずなのに‥。
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