東京都知事選挙は予想通りの結果だった。56人もの立候補者だったが、実質は小池現知事と立憲民主の蓮舫さん、広島県安芸高田市の石丸前市長の3人の争いだった。投票率は前回よりも5.62ポイント上がった60.62%とある。いろいろ騒がれただけのことはあったということかな。
当選した小池さんが291万8015票で、次点となったのは石丸さんで165万8363票、いち早く出馬を表明した蓮舫さんは128万3262票しか得られなかった。蓮舫さんの旺盛な批判演説は、有権者には「またか」としか届かなかったと思う。共産党と共闘が仇になったと言う人もいるが、政策がハッキリしなかったことが敗因と私は思う。
それにしても全く知名度に欠けた石丸さんが、どうしてそんなに得票出来たのだろう。SNSを使った新しい選挙と言われている。ニュースを見ても、「LINEを見て応援したくなった」と言う人が多かった。スマホを操作できない私には理解不能だが、LINEを駆使して動画を伝えることなら、候補者は皆出来るのではないのか。
そうなると、動画の作り方が優れていたのだろうか。どういう東京にしていくのか、街頭演説だけでは届く範囲は限られているが、SNSならいつでもどこでも見ることが出来るし、友だちに送ることも出来る。理屈は分かっても、やっぱり私には理解不能だ。まあ、頑張ってくれとしか言いようが無い。
裏金問題で自民党離れは進むと思ったが、同日に行われた都議補選を見ると、自民党は8選挙区で候補者を立てたが、選挙前の5議席は確保出来なかったが、2議席を獲得している。私的に金を溜め込んでも、有権者は意外と大らかに見ているのか、自民党に代わる政党が有権者には思い当たらないのではとも思う。
フランスやイギリスの動きも面白い。世界は流動している、などと喜んでいるのは老いぼれたジイジだけかも知れない。
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