隣りの小学校の運動場から子どもたちの元気な声が聞こえる。窓越しに眺めてみると、少年野球チームが練習している。外はそんなに寒くはないようだ。そうか今日は立春、暦の上ではもう春、家でジッとしているから季節の変化に疎くなっている。
アメリカ軍がイラクとシリアの、パレスチナを支援する親イラン武装組織の施設を空爆した。爆撃にはアメリカ本土から戦略爆撃機が参加した。軍はヨルダンの米軍施設を攻撃され、米兵3人が死亡したことへの報復だと言う。
バイデン大統領が命令を下したもので、「我々の報復は始まった。今後も時と場所を選んで継続する」「米国人に危害を加えるなら我々は報復する」と決意を表明している。大統領選を睨んだ国内の、イスラエル支持派に向けたものとはいえ、何やら物騒な動きだ。
戦争はいつもこんなことから、取り返しがつかなくなっていく。政治家の見識の無さを本当に愚かだと思うけれど、戦場に駆り出されるのは若者で、戦火で亡くなるのは兵士ばかりか、女や子どもそして老人である。第3次世界大戦の始まりかも知れないと思えて来る。
やたらと暗いニュースが多くなった。今朝の中日新聞を見ていたら、「独居の高齢者 自殺割合高く」の見出しが目に留まった。「全国で毎年、2万人余りが自ら命を絶っている。このうち、60歳以上の高齢者が4割を占める」とある。
さらに、「自ら命を絶つ高齢者は、孤独を抱えがちな独居の人よりも、家族と同居している人の方が多い」「家族と同居していた人の割合が独居よりも多く、80歳以上では68.1%に上る」とある。「家族に迷惑をかけたくない」と考えてしまうからだろう。
昨日は節分。私がブログに「老い、老い、飛んでいけ」と結んだところ、卒業生の浅野定志君から、「先生、老いは飛んで行きませんよ。必ず来ます。多少遅くする事は出来る程度。自分は若いと思っていても、人から見たら間違いなく老いてます。でも前は向きましょう。後悔しても何にもなりません」と、コメントをいただいた。
私よりもしっかりしている。ありがとう!
気持ちの老いはボケなきゃ飛ばせる。
あとは何をどう楽しむか、だけ。
その途中で死ぬのなら悔いのない人生では。