友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

修学旅行の小学生から

2014年11月13日 17時21分35秒 | Weblog

 風が強い。突然の強風に、目の前で土を混ぜる時に使っていた大きなプラスチックの箱が吹き飛ばされ、新しく土を入れた鉢に当たって鉢の方が割れた。重石の代わりにしていた作業台もひっくり返ってしまったが、こちらは鉢には当たらず助かった。常滑焼のしっかりした鉢なのに割れてしまい残念だ。風はなかなか治まらず、結局今日は何も作業が出来なかった。武豊で頼まれた手押しポンプの設置をどうやるか、設計図を描きながら一日中悩んだ。

 テレビでは安倍首相が衆議院の解散に踏み切るのは間違いないと報じていた。巧妙だなと思う。民主党の海江田党首は「やれるなら勝手にどうぞ。正々堂々戦います」と言っていたが、民主党に票は流れないだろう。野党は少数に分かれ、統一戦線も組めない。似たようなことを言っているが、どの政党にも魅力がない。自民党は議席を多少減らしても大負けすることはないだろうから、ここでの解散は絶妙の戦術だ。来年4月の統一選挙の候補者は一生懸命で応援するからその点も有利だ。

   なんだか面白くないねえ、先にも希望は見えないし。これは私が年老いているからなのか。九州へ旅行した時、宮島の厳島神社で修学旅行の小学生たちに出会った。確かホテルも一緒で、お土産を買う時間が短くて困っていた子どもたちだ。宮島のお土産屋さんを見て回っていた子どもたちが、「ねえ、ここ学生割引の店だよ。入ろう!」と声を上げていた。見ると確かに「学生割引します」の札が掲げてある。なかなか店側も考えている。感心して子どもたちを見ていると、ちょっと大人っぽい女の子が「あの、これもらっていただけませんか」と、A4判の紙を差し出した。

 『福津市にお・も・て・な・し』とある。「これはなあに?」と尋ねると、修学旅行で出会った人に彼女たちの街を知ってもらうものだと言う。津屋崎の祇園山笠や津屋崎人形、宮地嶽神社には3つの日本一があることなどを紹介した手書きのパンフである。ただ、行くだけでなく自分たちの街を宣伝してくる、こんな学習方法もあったのだと感心した。「やるねえー」と褒めると、「ありがとうございました」と頭を下げた。

 なかなかしっかりした子どもたちである。こうした子どもたちがいる限り、まだまだ捨てたものじゃーない。それにしてもこれからどうなるのかねえー、また心配になる。

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