新しい年となって、もう1ケ月が過ぎた。今日は節分だが、豆まきをするよりも、恵方巻を食べる日になっている。スパーマーケットのチラシを見ながらカミさんは、張り切って考えている。「どの恵方巻がいい?」と聞かれても、答えに困る。
恵方巻を食べる慣習が生まれたのは、何時ごろからだろう。恵方巻も年々豪華になっていくようで、「高いわねえー」とカミさんは思案顔で言う。さて、今晩が楽しみだ。楽しみと言えば、NHK大河ドラマ『べらぼう』も江戸時代の描き方が面白い。
幕府公認の遊郭である吉原に、どうやって客を集めるかと、女郎屋の店主たちの求めに、ひとりの青年が応える物語で、これまでの時代劇には無かったテーマである。しかも彼は、病気になれば捨てられる女郎たちを救いたいのだ。
集客のために、吉原を紹介する本を作るが、その販売に当たって、本を扱う組合に販売権を独占されてしまう。昔から、儲かるとなると独占する輩がいたのだ。多くの人が目にするには、絵がいいという発想は素晴らしい。
ドラマでは女郎たちも、貸本屋から本を借りて読んでいた。江戸も中期になると、仮名文字なら読める人が多かったのだろうか。それでも、今のマンガと同じで、文章よりも絵の方が分かりやすいから人気になったのだろう。
各店の売りである女郎の姿を絵にして、これを案内書にすれば、男たちは集まって来るとの読みが凄い。おかげで、印刷技術は向上するし、絵描きのすそ野も広がる。浮世絵が出来上がったのは、こんな背景があったのか。
もう一つ、日曜日の午後9時からのドラマ『御上先生』にも注目している。これまでの学園ドラマにはない、教育改革をテーマにしていると言うが、私にはよく分からない。主人公は教育の何をどう改革しようとするのかと、見ている。
昼食をどうしようかと思っていたら、カミさんが帰って来た。それでまた、フレンチもちを作り、一緒に食べながら「大分別府マラソン」を観た。青山学院大学の若林さんが2位で入賞した。原監督も「よくやった」と大喜びだった。
さあー、西南西に向かって恵方巻を口にし、何をお願いしようかな。
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