8月に受けた「特定健診」の結果が郵送されてきたので、それを持ってかかりつけ医院のところへ出かけた。医師はそれを見ながら、「何か気になることがありますか?」と聞くので、「特にありません」と答えた。
胸と背中に聴診器を当て、血圧を測り、「じゃー、お薬を出しておきますね」と言われる。医師に見えないものが、私にわかるはずがない。昨年7月の「特定健診」の数値と見比べても、ほとんど何も変わっていない。
「血清クレアチニン」の数値は若干高いが、10年も前からこんなものだ。前に診てもらっていた医師も、「変化ないから、いいでしょう」と言っていた。私は80歳で、充分に生きてきた。いつ迎えが来ても悔いはない。むしろ早く来ないかと思ってしまう。
それに、数値に一喜一憂するする人の気持ちが理解できない。カミさんは健康とか長生きとかに特別に関心があるが、私はそんなことで頭を悩ませたく無い。数値が高いとか、健康にいいとか、そういうのは宣伝にしか過ぎないと思ってしまう。
お昼は、次女が帰って来た時に友だちと行った、フランス料理の店に行ってみた。カミさんの実家の近くだが、まだ新しく、客は女性が多かった。それにしてもちょっとボリュウーム満点で、お腹いっぱいになってしまった。
そこから松坂屋へ出かけ、「不思議な国のアリス展」を観て来た。「アリス」は知っていても読んだことは無い。キャロルが友だちの娘アリスに即興で語ったことから「不思議な国のアリス」が生まれ、挿絵をつけた手作りの本が始まりだったと知って、なぜか納得できた。
挿絵も次第にモノクロからカラーに変わり、絵本らしくなっていく。原本に近いものが販売されていたがとても高い値段だった。「日本の子ども向けのものが図書館にあるわよ。今度、小牧図書館で探してみましょう」と嬉しそうにカミさんは言う。
水曜日はデートの日、「今日も充実してたんじゃーない」とカミさん。「うん、そうだね」と私。何だか「夏」君になっている。
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