今日は11月3日、文化の日で快晴だった。子どもの頃、日本国憲法が公布された日と教えられた。けれど、憲法記念日は施行された5月3日である。公布よりも施行の方が、記念日にふさわしいのかと思っていた。
小学校の先生だったか覚えていないが、11月3日は明治天皇の誕生日で、「お祝いをしてきた」と聞いた。「昔は天長節といって祝日だった。天長節は雨が降らない日で有名だった」とも教えられた。
天皇は昔も今も、日本国民の象徴である。権力を持ちたいと思った天皇は居ただろうが、常に象徴として祭り上げられてきた。労働しなくても食べていけるが、しかし、普通に暮らしている人のような自由も権利も与えられていない。
天皇が「こんなのは嫌だ」と思っても、許されない。天皇の地位から離脱したくても、個人の意思ではどうにもならない。近代国家になり、民主主義の国家になっても天皇の位置づけは何も変わらない。個人の意思を尊重し、自由であるべきだと思う。
我が家は昨日に引き続き、整理に明け暮れている。要らない物を捨てる断捨離は決行出来ず、あちらのものをこちらへと移動させている。今、カミさんが頭を悩ませているのは、撮り貯めてある写真をどうするかである。
次女は簡単に、「見ないのであれば、塩まいて捨てたら」と言うが、そんな次女の小さい時の写真は可愛くて、とても捨てられない。「整理だけして、後は子どもたちに任せよう」と私は言うが、実際に写真を見るとやっぱり捨てられない。
昨日のブログに、「色欲があるうちは死なない」の言葉を引用したが、いつでも旅立つことが出来るつもりでいたが、まだまだ先だなと思う。人間は矛盾した存在だ。早い旅立ちを望みながら、欲望を捨てられない。
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