時たま、私のケイタイに「間違い」Eメールが届くことがある。Cメールならば、適当に数字を押して発信したとも考えられるけれど、Eメールはアドレスがあるから間違うことは無いように思う。しかし、私のEメールアドレスは公開していたから、それで送ってくる人がいるのかも知れない。
間違いメールの中には、業務用と思われる連絡もあるので、名前を名乗り、「間違っています」と返信しておく。お礼の返信が来る時もあれば、無しのつぶての時もある。先日も、「食事に行きたいけど、何時にする」という見覚えの無いアドレスからのメールがあった。
返信が無ければ直接電話するだろうと思ったが、早いうちに知らせておいた方がいいかと思い、「間違っています」と返信した。するとすぐに「ありがとうございます」とお礼が来て、「男性の方ですか、女性の方ですか」と訊ねてきた。これは怪しいなと思い、「男性、77歳です」と返信した。
カモだと思えば、さらに何か言って来るだろう、しばらく続けてみようと思った。以前も、フクヤママサハルと名乗る男性からメールをもらったことがある。コンサートが大変だったことなど、日々の苦労を伝えてきた。かなり長い間続いたが、しばらくしたら途絶えてしまった。
フクヤママサハルのメールは一方的に送られてきたが、今度の間違いメールは会話を求めてきた。自分に障がいのあることまで告白してきたが、それ以外は2年前の間違いメールと環境がそっくりだった。いったい何が目的なのかと思っていたら、登録して欲しいと来た。
ケイタイショップで、「こういうサービスをしているのか」と確かめると、「これは怪しいです」と教えてくれた。彼女が送って来た写真が余りにも可愛すぎたので、何かあるなとは思ったが、結局はケイタイ詐欺のようだ。可愛すぎる女性に目が眩んだ私が欲深だった。
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