友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

半沢直樹の「正義」が分からない

2020年09月21日 17時52分06秒 | Weblog

 「最終回前スペシャル」とあったにもかかわらず、勝手に最終回と思い込み、テレビドラマ『半沢直樹』の最後を見届けるつもりで観ていた。えっ!?まだ続くの?それにしてもこのドラマがなぜ人気があるのか、私には分からない。

 堺や香川などの役者の顔芸が凄い。それを観たくってみんなは見ているのだろうか。以前にも書いたが、どこの職場にも「閥」はある。どちらに肩入れするのが自分の出世に都合がよいか、どちらの「閥」が居心地が良いか、と選択する。「閥」に係りたくない人は、出世に関係なく我が道を行くことになる。

 「閥」の方針や考え方が、自分に合っていれば「閥」に組み入れられることに抵抗はないが、そうでなければ抜け出すだろう。そこには「正義」は無い。あるのは「好きか嫌いか」「肌に合うか合わないか」である。しかし、半沢直樹はあくまで「正義」を貫く。銀行の利益よりも、銀行を頼る人々の利益を優先する。

 そんな「バカな銀行員」がいるとは思えない。「ジャパンライフ」のような犯罪にはならないが、ギリギリのところで企業は儲けを追求する。私には「利益を出すこと」が既に不正義に見える。半沢直樹の「正義」が何なのか、どこにあるのか、私には分からない。

 職を失えば、家族は食べていけなくなる。結婚するには、職を得て、安定した給料が入ることが前提だった。それが「正義」だったが、本当に「正義なのか」と問われると、自分勝手な基準に過ぎない気もする。「愛」があれば充分と言う人もいる。それでも相手に苦労をかけたくないと思うと、安定した収入に目が向いてしまう。いったい、何が「正義」なのだろう。


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