友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

久しぶりの井戸掘り

2014年09月28日 18時43分36秒 | Weblog

 昨日、今日と久しぶりの井戸掘りだった。初めは「昔の井戸が使えないか」と言う注文で、行ってみるとコンクリートの土間に錆付いた鉄管があった。塩ビ管を入れて吸い上げてみるけれど、鉄錆の水が出てきたが続かなかった。水道の水を注入して何度か吸い上げてみても水が出る気配はない。するとその家のカミさんは「東側の畑はどうだろう」と言われる。「じゃー掘りましょう」と引き受けた。

 昨日は3.5メートルほど掘れた。周囲の土が崩れてこないようにと100ミリの塩ビ管を3メートル打ち込んだ。今日は朝から順調で、お昼までに1メートルほど進んだ。外側の塩ビ管も継ぎ足して1.5メートルさらに打ち込んだ。黒い砂が多かったけれど4.5メートル辺りから黒い粘土層に変わった。

 「さあー、この粘土層の下に希望の水があるぞ」と力を込めて掘り進めるが、意外に粘土層は厚い。嫌な予感がする。とにかく、掘り進める以外にない。5メートルを越した頃からまた、砂層になる。ここで我慢してもう少し、掘り下げなければならなかったのに、疲れもあり焦りもあって、水を汲み上げてみようということになった。ガソリンエンジンで汲み上げてみるが、水は出てこない。

 水があるのは分かっているのに、汲み上げきれないのはどうしてなのだろうか。吹管のどこかに空気抜けがあるのだろうか。万事休す、とりあえず吹管を抜こうということになり、持ち上げてみると、吹管の吸い上げ口にべったりと黒い粘土が巻き付いている。なるほどこれでは水は上がってこない。もう一度掘りなおすところからやり直さなければならない。水が出ないといっそう疲れる。すっかり饒舌な先輩も口数が減ってしまう。

 「曲がり角を曲がると新しい道が開けるって、『花子とアン』でも言ってたじゃーないか。次の曲がり角を曲がれば、きっといいことがあるさ」。先輩は自らを励ますように言う。仕方がない。どうすればよいのか、よく考えよう。それにしても疲れた。

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