友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

元女子大生に無期懲役

2017年03月25日 18時13分14秒 | Weblog

 冷たい風が強く吹いていた昨日とは違い、今日は穏やかで暖かい。ルーフバルコニーの鉢を見て回ったら、水仙の手前にあるツツジが華を咲かせていた。我が家の水仙はいつもかなり遅く花が咲く。ツツジはサクラの後のような気がするが、日記を見ても分からないので、ブログに載せておく。来週の土曜日は五条川沿いで「桜の宴」を行う。桜はどれくらい咲いているだろう。

 いよいよ春本番というのに、浮かれていられない世の中だ。昨日は、高齢の女性を殺害した名古屋大学の元女子大生に無期懲役の判決があった。裁判は裁判員制度の下に行われ、22回という長期の裁判となった。高齢者の女性を殺害した理由は、「死んでいく様子が見たかった」という異常なもので、彼女が高校生の時に劇物の硫酸タリウムを友人ふたりに飲ませたのも、「中毒死するかも知れない」が「どうなるのか見たかった」という理由だった。

 焼死体が見たいと放火しているし、元女子大生の行動は異常を超えている。裁判員を務めた人たち全員が、「頭の回転が速い」「利発」と彼女の印象を語っている。だからこそ、精神障害や双極性障害と認めながらも無期懲役を選択した。彼女の口から反省の言葉は出なかったばかりか、「殺したいと思う時がある」と言っているのだから、彼女のためを思った判決だと思う。

 以前にも書いたけれど、神戸の事件でも長崎の事件でも、必ずもっと幼い時に「エッ」と思うような兆候がある。核家族になり子どもを叱ることがなくなったから、善悪の判断が出来ないままの子がいる。おかしいと思ったら、トコトン教えてあげるのが親の務めだ。恵まれた環境で、素晴らしい才能に喜んで、その裏に潜む負の部分を親は見抜けなくなっている。いや、親なら誰しも自分の子どもの負の部分など信じたくないが、気付くのは親の責任だ。

 「あなたには、足に不自由がある人の義足代わりとなるような、知的能力の高さがある。希望を持って知恵を絞って努力すれば、きっと障害を克服することができます。あなたの更生が、償いになります」と裁判長は述べた。そうあって欲しいと思う。


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