友だちが「マリオットアソシアホテルの最上階なら、コロナウィルスも少なかろう」と、カミさんと娘さんを伴って食事をして来たと、フェイスブックに写真付きで載せていた。そこまで豪華でなくとも名古屋へ出かけるくらいは良いだろうと思い、二科展を観てきた。
受付に招待券をくれた彼がいたので、挨拶に行くと、私が高校の教員になった時、同じ新任で他校のデザイン科の教員となった、今は二科の重鎮である彼が隣りから、「オー、久しぶり」と声をかけてくれた。画家として大成した人を前にして、ちょっと恥ずかしい。
「帰りはケーキを食べて、お茶しよう」と言うカミさんの提案に従った。店内には子ども2人を連れた若い夫婦が1組、楽しろうに運動会の話をしていた。マンションに帰ると厳しい現実が待っていた。高齢化が進み、独り暮らしの年寄りが生活に困っているという話だ。
電球1つが替えられない、エアコンが動かない、電子レンジの電源が入らない、換気扇が回らないなど、電化製品のトラブルに対処できず放ってある家庭がある。電気店も少なくなって、出張して修理を引き受けてくれるところも無いようだ。
やっぱり、マンション内に『何でもやります、お助け隊』をつくるしか無いようだ。けれど、どれだけの人が手を挙げてくれるだろう。私たちよりも下の若い世代の人たちをよく知らない。役員をしていれば、それなりに観察できたけれど、もう20年近くになるからさっぱり分からない。
地域で自治が続いていくためには、人のつながりが大事だが、さて、もう一度どう構築するにはどうすればいいのか、その方法はあるのだろうか。
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