天高く青い空、陽射しはまるで夏のよう、風は強く冷たい。孫娘が下の息子を連れて、「見守り」のためにやって来た。昼食の後、カミさんは早速、スマホの扱いを訊いていた。どうしてこんなによく知っているのかと思うが、「これくらいは常識だよ」と言う。
小学生でもスマホを操作できるのだから、追いついていけないのは年寄りだからか。テレビを観ていたら、お笑い芸人の松本人志さんが、物的証拠も無いのに名誉を傷つけられたと、「週刊文春」を訴えていたが、取り下げたと報じていた。
強制性行為に物的証拠って、何を言い出すのだろう。暗に嫌がっていたのに性行為をしたと告白しているようなものだ。なぜ初めからちゃんと謝らなかったのか、相手の女性を下に見ていた証拠である。
そしたら今度は、国民民主党の玉木雄一郎党首の不倫騒動が取り上げられ、こちらは「事実です」と素直に認めている。不倫は本人同士の間のこと、発覚しなければ誰にも迷惑はかけていない。松本さんの強制性行為とは全く違う。
玉木党首の不倫は、きっとカミさんも承知しているのだろうが、総選挙後の首班指名のこの時期に、わざわざ取り上げたのはなぜだろう。潔く事実と認めた玉木党首を褒めるべきだろうが、カミさんに配慮する声は無いのだろうか。
「金と色に欲がある限り、人は死なない」と言った人がいるが、考えてみれば人間は「金と色」の欲望の塊である。人間がこの世に誕生した時からの宿命と言える。人は皆、苦悩の中で、ひたすら善人らしく振舞って生きている。
私のパソコンに「ウイルスに感染」「ウイルスの除去」などの警告が絶えないの記事を読んでくれた知り合いの美しい女性が、「警告の色が違うから、詐欺かも知れない」と教えてくれた。美しいばかりか、知恵もある。
孫娘もそうだが、若い人たちの高いレベルには驚くものがある。今日は、いちいち、いちいち。落ち込まないように頑張ろう。