真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞に輝いた。私は愛媛県出身の友だちに、「また、一人、同郷からノーベル賞受賞者が出ましたね。伊予の国柄なのでしょうか」とメールを送った。友だちからは、「真鍋さんも、大江さんも、育ったところは四国の山奥といったところです」とあった。
続けて、「ノーベル賞の受賞者はどんなところで育った人が多いかという本がありましたが 世界で共通しているのは 田舎、それも山地、高いところから低いところを 遥か眺められるところが多いそうで、インド然り、イタリア然り、日本でも 名古屋から日本海に抜ける山岳道路をノーベル賞街道という別名があるくらいです」と。
さらに、「青色ダイオードを開発した中村修二さんも宇和島の人です」と追伸が来た。「今は経済に関心がある」と言う友だちだが、いろんなことに興味を持つ人でもある。国道41号線がノーベル賞街道とは知らなかった。山奥は探求心を育てるのだろうか。
私は生まれも育ちも平地で、小学校の校舎から御嶽を眺められた。残念ながら登ることはなかった。高いところからは世界が、鳥の目で見る様に見えるのかな。どこへでも行くことが出来、何にでもなれるような気持にさせてくれたのかも知れない。
平地にいると先は見えず、隣近所ばかりを気にしてしまう。岸田内閣が発足したけれど、鳥瞰の目を持った人はいるのだろうか。いやいや、本当は、私たち国民の一人ひとりが、先を見る眼を持たないといけないのだろう。そうは思うけれど‥。
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