俳誌「火神」第76号よりのお知らせ!
〜「火神」No.76 発行 (11月30日)〜
・総ページ:106p
◉特集「三世代合同句集『俳壇坂本の会』38p〜86p
☆「三世代合同句集『俳壇坂本の会』(序文:永田満徳)について
▽「俳句界」(6月号)の特集『「三世代俳人」~受け継がれるもの~』に坂本真二さんのエッセイ「三世代で俳句を詠むこと」、さらに坂本一家5人のそれぞれ5句が掲載された。
▽「俳句界」(9月号)のレポート④で、「『肥後の城』『俳壇坂本の会』出版祝賀会」の様子が取り上げられた。
▽「熊日新聞」(4月2日付)の県南版で、「句集『俳壇坂本の会』〈3世代家族をつなぐ五七五〉」の見出しで紹介。
【「火神」76号(いてふ集)巻頭句】
牛蛙 永田満徳
眼鏡拭くおぼろの世事を見んがため
湧水のありかや春のきらめきて
ライオンの檻を行き交ふ日永かな
春昼や合図のやうな河馬の耳
猫の子の地になじまざる足づかひ
置き去りにされぬやうにと蜥蜴の尾
牛蛙沼の発するこゑならん
蛇の尾の隠るるまでに間のありぬ
田水張る千枚の田に千の空
タンカーに隠るる島や夏の海
「火神」(命名:鍵和田秞子「未来図」元主宰)
「火神の会」とは、
一、本会は写生を基本とし、直感·連想によって自然·生の実相にアプローチする俳句を目指します。
一、会員は、 句会に参加し、俳誌「火神」に作品を発表できます。
一、同人は、句会·吟行·講演会等各種集まりや、俳誌「火神」を通して相互研鎖を積み、俳句深耕を計ります。
「火神」編集長 永田満徳
画像:表紙と火神抄と巻頭句