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輝くか、狂うか

2016年05月26日 | O60→70(オーバー70歳)
テレビ東京で現在放送中の『輝くか、狂うか』は、人の心ありの、チャンバラありの、おちゃらけありの、策略や陰謀ありの、情けありの、とにかく面白いのです。昨日の放送では、「情報をより多く持つ者が最強なのではない。価値ある情報と価値ある情報をつなげる者こそが未来を開くのだ」という商館女子副首領のセリフなどが、早いストーリー展開の中でポンポン出てきます。
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抜き書き帳『生家へ』(その6)

2016年05月26日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
【177ページ】
あのへんからはじまったのだと思う。懸垂が何回もあがらないと、芋のようにぶらさがっているだけになった。鉄棒の尻上がりが、気に染まないと、やらない。教師が何もいわなくなったのをいいことに、嫌なものを避けた。すると学科を充実させることも無意味に思われる。欠落した部分ができてしまえば、そこが綻びになってどんどん糸がほつれる。でんぐりがえしができなければ完全な人間になることはできない。では、不完全な人間という範疇でどうにか生きていくほかはない。当時、そうしたことをぼんやり考えた。小学校でもそうだったが、中学ではそういう気持ちがいっそう根強くなり、私は最初から、教室での自分を捨てていた。そのくせ、不完全な自分の生きかたというものを具体的に掴みえなかったので、学校を離れてどこかに船出するわけにはいかない。

[ken] 少年時代のことを、これほどまで明確に書けるのは、心身の強靭な力がないとできる技ではないと思いました。私は63歳になってもなお、少年期の恥ずかしい記憶や、やるせない気持ち、淋しさなどがフーッと浮かんでくることがあります。でも、けっこう辛いらしく「思考停止」に陥ります。逃げているというより、ここのバランスを崩さないための自己防衛だと考えるようにしています。それに比べて、色川武大さんの執念と自分の現実に斬りこようなリアリズムに脱帽です。(つづく)
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武蔵野の地酒「社長の酒」

2016年05月26日 | O60→70(オーバー70歳)
5月13日、久しぶりに年休を取得して、埼玉県にお出かけしました。たっぷり初夏のような日差しをあびてから、ランチはとんかつ定食にして、友だちの武蔵野の地酒を少しだけおすそわけ。出世酒「社長の酒」はきりっとした味で、良い食前酒になりました。
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