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生きづらい世の中と小菅村!

2021年05月27日 | O60→70(オーバー70歳)
先日、深夜放送を見ていたら、テレ東さんの「生きづらいです2021」の中で、「日本人は会話はできるけど対話ができない」という言葉が強く印象に残りました。



日本人の特性として、同調できる人との会話はするが、対話的なことになると話のシャッターを閉じたり、攻撃に出たりする以外の方法を持たない人が多いそうです。欧米の公教育には対話(ディベート)の授業があり、わが国にはそれがないということも、少し影響しているのかも知れませんね。



たしかに、私たちは「対話が苦手」であると思います。その性癖が、結果的に自らのネットワークを狭め、他者から学ぶことや、他者を通じて自分を知る道を閉じてしまうのです。それは、個人だけではなく、政治や組織、さらには家族の中でも特徴的に見られますね。

その人の良いところを理解せずに、いわゆるレッテルを貼ることで、自分自身を安心させることが、不安の中に自分を晒し、他者に違和感を持ちながら、体の中に飲み込んで消化した上で、自らの栄養にしていくチャンスを手離してしまうのですね。



取材のテーマはドローン、取材地は東洋大学の後輩が村会議員をしている山梨県の小菅村でした。ドローンメーカー勤務の若い女子は、「ここへ来て、都会の生きづらさを克服できました」と述べていました。



ちなみに、小菅村にはまだ行ったことはありませんが、日本のたばこ会社であるJTさんの「JTの森」もありますね。
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おしんと橋田壽賀子さんについて〈英訳付〉

2021年05月27日 | O60→70(オーバー70歳)
先日、目をしょぼしょぼさせながら、深夜放送、Eテレさんの「橋田壽賀子のラストメッセージ〜おしん”の時代と日本人〜」を見ました。

The other day, with dazed eyes, I watched a late-night broadcast of E-television's "Sugako Hashida's Last Message - Oshin no Jidai to Nihonjin" (The Last Message of Sugako Hashida - The Age of Oshin and the Japanese).

「おしん」というタイトルについては、親や親戚の「しん」とか、真実の「しん」とか、堕胎するために冬の川に身にをかがめて震えた「しん」とか、新しいの「しん」とか、神様の「しん」とか、辛抱の「しん」とか、信じるの「しん」とか、心の「しん」などに通じる呼び方で、橋田壽賀子さんの中では以前から決まっていたそうです。

As for the title "Oshin," it was decided long ago in Sugako Hashida's mind that it should be called "Shin" for parents and relatives, "Shin" for truth, "Shin" for trembling as she bent over a winter river to abort, "Shin" for new, "Shin" for God, "Shin" for patience, "Shin" for belief, "Shin" for the heart, etc.

正直、私は「おしん」をほぼ見ていませんでした。おばあちゃんやおふくろと重なった感じがあり、それだけでも辛いのに、もっともっと辛い想いをした物語に目を背けていたのかも知れません。

To be honest, I almost didn't watch "Oshin".
I felt like I was overlapping with my grandmother and mother, and even though that alone was painful, I probably turned my back on the story, which was even more painful for me.

今月、私は68歳になりました。やっと、まともにいろいろなものが素直に心の中に入ってくるような気がするのです。橋田壽賀子さんの凄さも実感でき、リスペクトさせていただきました(泉ピン子も素晴らしいことは分かっていましたが、橋田壽賀子ファミリーなのですよね)。

This month I turned 68 years old.
Finally, I feel like a lot of things are coming into my mind in a decent and honest way.
I also realized how great Sugako Hashida is, and I respect her (I knew Pinko Izumi was great too, but she is the Sugako Hashida family, right?)

95歳の瀬戸内寂聴さんも、同番組のインタビューに対して「同性にとってありがた人じゃないかしら。女だってやればここまでできる、ってことことを身をもって知らせてくれた」と、2歳年下の橋田壽賀子さんを評していました。

Jakucho Setouchi, 95, also commented on Sugako Hashida, who is two years younger than herself, saying in an interview on the same program, "I think she is a person who is appreciated by people of the same sex. She let us know firsthand that even women can make it this far if they try," said Jakucho Setouchi, 95, in an interview with the program.

そして、橋田壽賀子さんの後輩にあたる脚本家の大森美香さんが、橋田壽賀子さんを語るたびに涙を流し、いただいた勇気に押しつぶされそうになりながら、一つひとつ言葉を選んでいた姿に感動させられました。

I was also moved by the way screenwriter Mika Omori, who is a junior colleague of Ms. Sugako Hashida, shed tears whenever she talked about Ms. Hashida and chose her words one by one, almost crushed by the courage she had received.



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