少し前に、日経新聞の森福井支局長がコラムに書いていた。
紹介すると・・・・・・
▼大手旅行社に勤める東京の友人が、「日本全国を三ヶ月かけて旅したフランス人が、福井は最低、と。金沢から福井に着いたが、街に魅力が無く、すぐに京都へ向かった。自分も納得した」と。
▼玄関口の評価がこうでは情けない。駅西口再開発の迷走だけでなく、東口もひどい。新幹線駅部の、くすんだ灰色のコンクリート高架橋が無粋きわまりない。
▼新幹線の福井開業は不透明。今後もコンクリートむきだしの無粋な姿をさらしつづける。敦賀駅の着工も求めているが、さらに不透明なのに今から駅を整備してどうするのか。
「駅ができれば、よもや開業しないことはあるまい」という発想なら無責任だ。
★
まあよくここまで書けたものだ。しかし、当たっているのだから、福井県庁も嫌味のひとつぐらいは言うだろうが、「抗議」はできまい。
たしかに「駅部」は延伸の保証だ、担保だ、と当時いわれた。事故で止まったままの高速増殖炉「もんじゅ」の改造工事入りを認めることとの「取り引き」だった。
しかし、「バス停留所」があっても、バスがもう走っていないところは県内にもたくさんある。「バス停留所をつくれば、過疎地でもバスがくる」などと、考える人はいない。
関西につながる見通しのみえない新幹線をいたずらに延伸しても、地元の庶民にとっては在来線第三セクター化など心配な面が増えるのではないか。
おいた石が間違っていなかったのか。着眼大局で考えてみよう。
紹介すると・・・・・・
▼大手旅行社に勤める東京の友人が、「日本全国を三ヶ月かけて旅したフランス人が、福井は最低、と。金沢から福井に着いたが、街に魅力が無く、すぐに京都へ向かった。自分も納得した」と。
▼玄関口の評価がこうでは情けない。駅西口再開発の迷走だけでなく、東口もひどい。新幹線駅部の、くすんだ灰色のコンクリート高架橋が無粋きわまりない。
▼新幹線の福井開業は不透明。今後もコンクリートむきだしの無粋な姿をさらしつづける。敦賀駅の着工も求めているが、さらに不透明なのに今から駅を整備してどうするのか。
「駅ができれば、よもや開業しないことはあるまい」という発想なら無責任だ。
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まあよくここまで書けたものだ。しかし、当たっているのだから、福井県庁も嫌味のひとつぐらいは言うだろうが、「抗議」はできまい。
たしかに「駅部」は延伸の保証だ、担保だ、と当時いわれた。事故で止まったままの高速増殖炉「もんじゅ」の改造工事入りを認めることとの「取り引き」だった。
しかし、「バス停留所」があっても、バスがもう走っていないところは県内にもたくさんある。「バス停留所をつくれば、過疎地でもバスがくる」などと、考える人はいない。
関西につながる見通しのみえない新幹線をいたずらに延伸しても、地元の庶民にとっては在来線第三セクター化など心配な面が増えるのではないか。
おいた石が間違っていなかったのか。着眼大局で考えてみよう。