前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

県下最下位の福井市のこどもの医療費助成の改善を。若狭にこれ以上の原発はいらない。

2010年11月26日 | Weblog
昨日は、福井市円山地域の後援会のみなさんと宣伝・訪問活動でした。北朝鮮の韓国の島への砲撃を批判し、政治的外交的努力を求める日本共産党のうったえにはたくさんの激励をいただきました。ありがとうございました。

小さいお子さんを連れたお母さんからは、「こどもの医療費無料の拡充を」要望されました。福井県は小学校3年まで無料に拡充していますが、県内の多くの自治体では小学校卒業まで、中学卒業まで、とさらに独自に拡充しています。ところが福井市は県の基準どおりでまったく拡充していません。県内17自治体のうち、越前町と福井市の2自治体だけが独自の「努力」がありません。西口再開発や区画整理に莫大な税金をつぎ込むのに、子育て応援の水準が県下最低とは、ちょっと情けないのではないでしょうか。



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毎日・・・・美浜原発:1号機の後継機建設に向け、動・植物や地質を調査 /福井

  美浜原発1号機(美浜町)の後継機建設に向け、関西電力が24日発表した現地調査計画で、敦賀半島の同原発付近で地形の測量、ボーリング調査、動植物調査などを来月から約1年かけて実施することが分かった。関電が新たな原発建設について県内で調査するのは、大飯原発3・4号機(1987年着工)以来となる。【安藤大介】

 動植物調査では、陸生の生物は美浜原発から半径約5キロの範囲内で、海生の生物は同原発付近の海岸約5キロで、それぞれ貴重種の存在などを調べる。ボーリング調査は同原発付近の計23カ所で予定しており、地質は22カ所(地表から約100メートル)、岩盤は1カ所(同約280メートル)を確認する。また地表踏査で、露出した岩盤の種類や分布を調べる。飛行機や調査船を使った地形測量もする。

 今回の調査は、関電が大型後継機(100万~160万キロワット級)の建設に向け、立地可能性を探る自主的なもの。問題がないと確認されれば、関電は具体的な建設地や炉型、出力規模などの検討に入る。後継機の詳細が決まった後、現地では環境影響評価(環境アセスメント)法に基づく本格調査が行われることになる。

 関電によると、本格調査から営業運転開始までには15年程度かかるのが通例。順調に進んだとしても、後継機の運転開始は、今月28日から最長10年の運転延長に入る美浜1号機の廃炉には間に合わない見通し。・・・・・・・



     敦賀原発増設計画の時に、市民の間で増設を認めるかどうかの「住民投票」を求める大きな直接請求運動が盛り上がった。
原発とともに「生きる」敦賀市民の間でも、「これ以上は要らないのでは」との声が多かった。
私も当時、敦賀市民のみなさんとともに運動したが、「原発城下町」での深部のエネルギーを痛感し、感動した。

  関電の巨大原発建設に向けた第一歩だが、これは美浜町民の合意を得たものではない。
ずぶずぶと原発から脱け出せない地域づくりからの変更こそ、これからの時代は求められてくるのではないか。

「地震の巣」といわれる地域への原発集中は県民の安全第一の行政と両立しない。そのためには、美浜町はもちろん、福井県として若狭地域の「あたらしい姿」を真剣に考えなくてはいけない。
そのことが、来春の知事選挙、県議選挙では問われることになる。