前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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TPP反対でJA福井県中央会と懇談。西川知事3選出馬をどうみる。

2010年11月27日 | Weblog
昨日は、鈴木市議や後援会のみなさんとの街頭宣伝やJA福井県中央会との懇談、依頼された原稿書きなどでした。

   JAとの懇談には、党から南県委員長、金元書記長、それに私が参加。JAからは松村仁専務理事、田中利英参事らが応対され、「TPP反対では共産党といっしょですね。福井の農業の粗生産は465億円。うち7割がコメですが、TPPの影響を計算すると、138億円となり、生産は29.7パーセントに落ち込みます。取り返しがつかない、恐ろしいTPPです。全力でやめさせたい」と話されました。先日のTPP反対集会での志位委員長の挨拶にもふれ、「志位さんの演説はピカイチでした。聞きほれました」とエールも。
 さらに、県民のなかにTPP反対の世論をどう広げていくか、真剣な話し合いがおこなわれました。「儀礼的」ではなく、要求で一致して、福井の農業、食をどうしたら守り発展させることができるか、意見交換がおこなわれました。
「ふかまり」を感じた懇談でした。ありがとうございました。


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NHK・・・・・西川知事が立候補表明

26日開会した12月定例県議会で西川知事は、来年春の県知事選挙について「県政の課題を考えると、未だ道半ばの気持を強くしている」とした上で「これまでの成果と経験を基により大きなスケールで県政を次の段階に前進させることが私に課せられた責務だ」と述べて、3期目を目指して立候補することを正式に表明しました。このあと記者会見した西川知事は、「学力や観光、子育てなどをさらに伸ばすよう次の戦略を打ち出す必要があるし北陸新幹線や中部縦貫自動車道の整備にとっても重要な時期を迎える。3期目は県民が子や孫にとって将来の福井県は大丈夫だと感じてもらえるような基盤作りに取り組みたい」と述べました。
西川知事は、越前町出身の65歳。旧自治省の企画課長などをへて平成7年から7年間にわたって福井県の副知事をつとめました。
そして、平成15年4月の県知事選挙で初当選を果たし、現在2期目です。
来年春の県知事選挙に正式に立候補を表明したのは、西川知事が初めてです。・・・・・



「県民が子や孫にとって将来の福井県は大丈夫だと感じてもらえるような基盤作りに取り組みたい」。
「いまはその基盤ができていない」と言う点で、西川知事と私の認識は共通だ。
しかし、知事のすすめる方向、自民党・民主党・公明党の「オール与党県議会」がすすめる方向で、はたして県民が安心できる基盤ができるのか。甚だ疑問。

   「高度成長期」とおなじ、新幹線・高速道路を追い求めて、体力にふさわしくない事業をやることは福井県にとって良くない。これからは、相当の財源がこれまでの公共事業の「補正」「補修」に必要となってくる。
超高齢化のなかで、社会保障はまったなしだが、自民党政権同様、民主党政権も「自己負担」「自己責任」を拡大する方向であり、県民の間に不安が高まっている。県民生活の「深層崩壊」が起こりかねない。

   行政の方向の舵の転換こそ求められる。
   西川知事が担い手となりうるだろうか。
   うわさされる自民党衆議院議員が担い手となりうるだろうか。

    県民的な議論がいよいよ始まりますねー。