前進座の「たいこどんどん」、井上ひさし原作。85周年記念の舞台。
福井県出身の中嶋宏太郎さんが主演、ということもあり、連れ合いと観劇に行きました。
井上ひさしさんの激しい舞台を演じるパワーにまず驚きました。
時代と人生、どん底なのに諦めない、チェンジ、を感じました。
途中の85周年口上には大笑い。
終演後、楽屋でパチリ。
井上ひさしは、かつて上演に寄せて述べてています。
「前進座のみなさんのことですから、日本人がずっと持っていた日常のよさ、たとえば手拭いのさばきや、下駄をはく時とか、着物のたもとの使い方、そういったちょっとしたしぐさもきっとうまくできるでしょう。
僕は役者が楽屋で暇そうに出番を待っている姿を見るのがきらいです。というよりつらいのです。どんな役者も舞台にでれば光りをはなつのに、なんともったいないと思うのです。そんな思いもこめて『たいこどんどん』をつくりました。
舞台のうえも、楽屋もはしりまわって、きらきらと汗をかいて、ちょっと休ませてよと笑顔でいってくれるような芝居にしたいのです。」