昨日夕方、地元の湊小学校の6年生が下校途中に不審者に切り付けられた、と。軽傷ですんだのは良かったですが、犯人はまだ捕まっていない、とのこと。一刻も早い犯人検挙を願います。
さて昨日は、農業委員大会に同僚議員のみなさんと参加の後、県原子力安全専門委員会の傍聴に。
大飯原発3、4号機について「安全性向上対策等に係るこれまでの審議の取りまとめ案」がだされ、「原子炉の工学的な安全性を確保するために必要な対策は確保できていると評価する」とした内容を全員一致で承認しました。
委員からは、「再稼働によって使用済み核燃料をどんどん増やすことになってもいいのか」「事故時の避難計画は実効性が低いのではないか」などの意見もだされましたが、中川英之委員長は「使用済み燃料の問題などはこの委員会の取り扱い範囲ではないが、知事は認識しているのではないか。最終的なとりまとめは委員長に一任してほしい」と述べました。
私が傍聴して感じたことは、
① 来年1月の関西電力の再稼働スケジュールにあわせるかのような審議は問題。
② 使用済み核燃料や避難計画・訓練など指摘した委員もおられたが、原発のかかえる根本問題をさけている。これでは地域住民の安心には程遠い。
③ 地震については、大飯原発を審査した島崎元原子力規制委員会委員長代理も当時の審査が間違っていた、と裁判などでも証言されている。
④ 火山対策を強調しているが、フイルター交換の話に過ぎず、敷地内全体への降灰の影響、冷却水として取り込まれることへの影響などまったく検証されていない。
・・・・などの点です。
判断は西川知事判断に移るでしょうが、知事は、工学的安全性だけではなく、避難計画・訓練をはじめとした全体に責任をもつ立場です。
関電のスケジュールありきの判断にならないように、避難訓練などもおこない十分、住民の安全と安心の確保に責任をもっていただきたいと思います。
昨日の朝日。
私たちが問題にした来年の福井国体に明治150年記念、と冠称したことを改めて報道してますね。