前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福島原発事故海洋放出中止を‼️など街頭宣伝。福井県議、福井市議に公選法違反事案😡9月県議会開会で杉本知事の提案を聞く。

2023年09月05日 | 福井県政

 昨日は朝の定例宣伝、かねもと衆院1区予定候補、渡辺常任とともに福島原発事故海洋放出中止を!など街頭宣伝。宣伝中にヘルプマークの高齢女性が「政治家は子どものことばかり言うが、私たち高齢者も年金が減り、介護などの負担も増えて大変なんです」と。私はかつては日本共産党が与党の「革新自治体」から老人医療無料化がはじまり、政府が全国で実施した経験があります。子ども支援とともに、長年社会を支えてこられた高齢者支援も重要です、などと訴えました。

 また若い女性からは電話で「福島の原発事故での海産物の放射線量調査は、海洋放出がはじまったこともあり全国でおこない、海外からの旅行客などに安心して食べてもらえるようにしてほしい」と。私たちは海洋放出中止を求めています、しかし自民、公明、維新の会などは数十年にわたる原発汚染処理水の海洋放出を続ける計画です。たしかにインバウンドのお客さんにも影響が出かねません。海の水や魚は福島県域だけにとどまってはいませんので全国的な調査も必要になるでしょうね。

 

 

 

 午後は、9月県議会開会で杉本知事の提案をネット中継で聞きました。

●知事「人口減少が進む中、希望する誰もがこどもを産み育てることができるよう、来年度から支援制度を大幅に拡充したいと考えております。「出会いから結婚・子育て、そして子どもの巣立ちまで」の切れ目ない支援を実現させるため、第2子以降の保育料や2人以上扶養している世帯の高校授業料の無償化について所得制限を撤廃するとともに、県内大学等進学者の授業料減免について、世帯年収や扶養人数に応じて拡充することとしております。そのうえで今後、この支援を継続的に行っていくため、前年度からの繰越金を活用し、子育て応援のための基金50億円を積み立てることといたします」

 ・・・・私たちも大学無償化で奨学金(借金)しなくてすむように提案してきました。県の資料では2人以上扶養世帯で世帯年収300万までなら国と県の制度で全額減免、3人以上扶養なら世帯年収380万~600万までで国と県の制度で半額減免。詳細な制度がどうなるのか。年間予算が2億3000万。注視していきたいと思います。

 また、県立大学では県民の入学金廃止、県民は子ども1人から学費無償化に踏み出すなど強力にやって、若者が県内に残る仕掛けもつくっていただきたいと思います。

 

●知事「先日、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出が開始されました。本県としても風評の払拭に向け、福島県の漁業者を応援することとしており、本県アンテナショップにおける福島応援フェアや県庁前広場での販売会など、県が主催するイベント等において福島県産水産物のPRを積極的に行ってまいります」

 ・・・・私もたまに福島のお酒を買ってささやかな応援をしている気持ちになっていますので、こういう取り組みも大事だと思います。しかし根本は、世界で初めて溶け落ちた核燃料にふれた汚染水の放出という問題です。汚染水は増え続けているので総量は不明です。大事なことは、数十年も大量につづく核汚染水の海洋放出をやめさせる発信ではないでしょうか。

 

県民福井より

 

 これまでも県議会の自民党議員の公選法違反事件がありました。今回も本人は報道をみる範囲では事実関係は概ね認めているようです。福井県議会は高校生県議会などの取り組みをすすめていますが、有権者への寄付、買収で選挙を汚す行為は若者はじめ有権者に失望を与えることになります。また、司法の行方にまかせる、とは議員としても議会としても無責任な姿勢です。県議会としても法の違反事案に対して曖昧なままでは県民の信頼をなくすことにつながります。福井市議会議員にも同様の事案が。

 来春の新幹線開業で福井の新時代、などと言われていますが、政治家が旧態依然とした公選法違反では、県民市民は呆れるばかりではないか。