前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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林経産相の高浜原発再稼動要請に抗議の活動。井上さとし参議院議員も訴え

2015年12月21日 | 福井県政
  昨日は、午前中は高浜原発再稼働反対や戦争法廃止などを訴えて後援会のみなさんと市内を街頭宣伝。午後からは、林経済産業大臣が西川知事や議長に再稼動要請にくるというので県庁前の抗議行動や、井上さとし参議院議員を迎えて開催された戦争法廃止の国民連合政府を語るつどいに参加しました。つどいでは、社民党の龍田代表があいさつ、民主党の山本正雄代表(県議)からのメッセージも紹介されました。参院選、きたる総選挙へ向けて戦争法廃止へ、野党は共闘!はじまってます。

 県庁前は反対運動を警戒してか厳重警戒。観光客も地元の人も城址にはいることが許されない状況で、このような過剰警備は観光行政や市民にとってもよくないと感じました。
 抗議集会には、井上さとし参議院議員もかけつけ原発再稼働反対を訴えました。共産党の南委員長、社民党の龍田代表、平和センターの宮下事務局長らも参加しました。
 経産大臣の車が入る時には、「再稼動反対」「高浜原発を動かすな」のコールを響かせました。

 知事は今日、高浜原発を視察し、いよいよ再稼働判断も大詰めです。
しかし、福井県民6万ふくめ30万もの再稼動反対署名が知事にだされていることを忘れてはなりません。

 このように原発再稼働に反対する、不安をもつ県民に対して、他県では開催している説明会すら開催せず、行政が説明責任を果たさないまま、再稼動を強行することは地方自治や民主主義の破壊です。

 このような暴挙を断じて許すことはできないのです。それが、民主主義を一番守らなければならない議会人としての責務だと感じています。


■NHK・・・・西川知事と林経産大臣が会談

  関西電力・高浜原子力発電所3号機と4号機について林経済産業大臣が西川知事と会談し、「原子力のさまざまな問題や事故が起きた際には政府が責任をもって対応する」と述べ、高浜原発の再稼働に理解を求めました。
高浜原発3号機と4号機は、現在、再稼働に向けて最終段階の検査を受けているほか今月(12月)に入って、高浜町長と県議会が再稼働に同意するなど、再稼働へ向けた手続きは知事の判断が焦点となっています。
こうしたなか林経済産業大臣が20日、西川知事と会談しました。
このなかで林大臣は、西川知事が政府に求めていた再稼働を判断するための5つの条件について▼原子力に対する国民理解を促進するため、全ての都道府県でシンポジウムを開くことや▼福島の原発事故を教訓とした事故の制圧体制の強化のため、政府として訓練や改善に取り組むなどと応えました。
そのうえで林大臣は、「原子力のさまざまな問題や事故が起きた際には政府が責任をもって対応します」と述べ、高浜原発の再稼働に理解を求めました。
これに対して西川知事は「国が責任をもって進めていきたいという方針が示され、評価させて頂きたい」と述べ、国からの説明に一定の理解を示しました。
知事との面談を終えた林経済産業大臣は高浜原発の再稼働について「ある程度の理解が得られたのではないか」と述べ、今後、原発の重要性、必要性について国民に丁寧に説明していく考えを示しました。


高浜原発再稼働の反対訴え

  一方、林経済産業大臣が福井県庁を訪れたのにあわせて、反原発を訴える市民が県庁前に集まり、高浜原発の再稼働の反対を訴えました。
県庁前には、反原発を訴える市民およそ30人が集まり、「再稼働反対」とか「ストップ原発再稼働」などと書かれた横断幕などを掲げ、高浜原発の再稼働反対を訴えました。
そして、大臣が県庁を訪れる時間が近づくと、「高浜原発再稼働反対」などとシュプレヒコールをあげました。
原発問題住民運動福井県連絡会の林広員事務局長は、「大多数の人が原発を再稼働することに反対しているなか、一部の人で再稼働を決めるのは問題があると思います。
国や県には市民の声に耳を傾けて原発を自然エネルギーに転換して欲しいです」と話していました。


12月20日